カーポートと住宅の隙間をなくす方法とは!?
カーポートと住宅の隙間をなくしたい!
お見積りに伺う際によく頂くご質問ですね。
まず結論からお話ししてしまいますと、通常のカーポートでは難しいといわざるを得ません。
その理由も含めお話ししていきましょう。
カーポートと家の隙間を無くす目的は?
お家との隙間を無くしたいという目的は大きく分けて3つあります。カーポートと家の隙間を無くす目的は?
自宅から車まで濡れずに移動したい!
玄関から駐車場まで傘をさしていくのも面倒くさい。
傘を差したけど結局たたんでたら濡れちゃう。
こういったことってしょっちゅうありますよね。
特に梅雨の時期は毎日のように雨が降っているのでよくある光景です。
濡れたくないからカーポートを設置するんだから、濡れないように玄関に屋根をくっつけたいと思われるのも当然です。
すき間から雨が入ってきて、地面がぬかるんだり、コンクリートが変色してしまうのが嫌!
カーポートとお家に隙間が空いているとそこから雨が降ってきて地面が濡れてしまいます。
土だとぐちゃぐちゃになってしまいますし、コンクリートだと雨汚れができてしまいます。
カーポートをお家にくっつけて設置ができればそういった不満は解決できそうです。
駐車場の中でも屋根があるスペースを広く使いたい!
大きなテラスや庇のようにお家から屋根を出してくることによってスペースを広く使うことができます。
せっかくの敷地を広く使いたいと思うのは当然ですね。
カーポートと住宅をくっつけるのは危険!?
カーポートと住宅をくっつけるのは危険!?
これらの点を考えると別の解決策もありますが、やはりカーポートを設置するにあたって簡単にできてしまえばいいな~と思われるのも理解できます。
「カーポートを建物と接続してしまえば」というお気持ちはわかるんですが、住宅とカーポートをくっつけるということは非常に危険なんです。
カーポートの素材が原因?
カーポート自体の素材はアルミの形材というもので出来ています。
柱や梁、屋根のフレームなども全てアルミの形材です。
アルミ形材はエクステリア商品に一番多く使われている素材でその一番の特徴は「軽くて丈夫」という点にあります。
ただこの「軽くて丈夫」というメリットが住宅にくっつけたいという要望を頂くことによってデメリットになってしまうんです。
なぜか?
その軽さによってアルミのカーポートはかなりの強風や台風などで揺れてしまうんです。
特に台風などは外を見て頂くとわかる通り、看板や標識のポールなどが揺れていたりしますよね。
しっかりと基礎工事をして柱を固めていても、強風がダイレクトにあたるとその衝撃を逃がすためにしなったりするんです。
スチールのカーポートでも多少しなるぐらいですから、アルミ製であれば言わずもがなといったところですね。
そんな状態で住宅に接近していたらどうなると思いますか?
そうです。
住宅の外壁に「ガンッ!ガンッ!」とカーポートの屋根フレームが当たってしまうんですね。
そうなるとせっかくの綺麗に塗られている外壁やサイディングがなされている外壁はボロボロになってしまいます。
カーポートの方も最悪壊れてしまったりすることも・・・。
こんな危険を避けるために冒頭で「難しい」とお話ししたわけですね。
なのでここでの結論としては
「通常のカーポートは壁から30㎝以上は離しましょう」
ということですね。
必ずしも大丈夫!というわけはないですが、確実にくっつけるよりはましな結果が待っているはずです・・・。
ここで「通常の」といったところが気になった方。
よくお気づきですね。
通常のカーポートでなければ住宅にくっつけて施工することができるんです。
住宅にくっつけても大丈夫なカーポートがある?
住宅にくっつけても大丈夫なカーポートがある?
ここではひとつの商品を例にあげてご説明させて頂きましょう。
住宅にくっつけて設置する実際のカーポートはこのようになっています。
カーポートでありながら、テラスのように見えますよね。
それもそのはずです。
施工の方法は基本的にテラス屋根を踏襲していますからね。
壁付けOKのカーポートは施工方法に秘密がある
壁付けOKのカーポートは施工方法に秘密がある
通常のカーポートであれば柱だけで建っていますが、テラス屋根は住宅に「垂木掛け」という屋根を支える部品をビスで打付けて施工します。
このカーポートもまさに同じように住宅側に通常のカーポートであれば「前枠」という枠がつくはずですが、住宅に打付ける部材で固定することによって柱と住宅の強度で支えています。
まさにテラスの要領でカーポートとして使える空間を提供するための商品というわけですね。
当然テラスと要領は同じなのでカーポートと住宅のすき間がなくなり雨の吹き込みが大幅に軽減されます。
また展開されているサイズも通常のカーポートよりも大きいため空間を広く使えます。
なので冒頭であげた住宅とくっつける目的は達成できますね。
通常のカーポートとどれくらい価格が変わるの?
みなさんが気になる価格という点ですが、同サイズで比較すると同じぐらいの価格となっています。通常のカーポートとどれくらい価格が変わるの?
そのためどうしてもカーポートと住宅の隙間をなくしたいという場合は壁付けタイプのカーポートをご検討いただくとよいでしょう。
ただしあくまでくっつけられる方向は決まっているため、奥行方向をくっつけることはできません。
その場合は先述した30㎝の隙間を開けるようにしてください。
他にもカーポートはたくさんあります。
概算見積りはサイト内で出来ますし、現地調査も無料となっています。
ご不明な点などありましたらエクステリアのプロがしっかりとご説明させて頂きますのでご安心ください。