ウッドデッキのメンテナンスについて
・木材の種類を再確認
ウッドデッキは、「天然木」と「人工木」の2種類に大別することができます。
天然木材(ソフトウッド)は安価なだけあって、日々の細かいお手入れが必要です。特に、板と板の間に入り込む砂ぼこりも、竹串や針金など細長い用具を使いこまめに取るように心がけましょう。
実は砂ぼこりは、放置しておくと腐る原因となってしまうのです。
天然木材(ハードウッド)は、耐久性が高いので日常的にお手入れが必要ということはありません。
ただし、天然木材ですので気が付いたら砂ぼこりを取ったり、ぞうきんがけをしたりするなど汚れを落とすようにしましょう。
ハードウッドは非常に固いので、お手入れの際はささくれやトゲに注意してください。
最後に人工木材ですが、お手入れの必要なしです。ささくれやトゲの心配もありません。
ただし、雨風に吹かれると汚れ自体は回避できないので、デッキブラシなどで水洗いを行いましょう。
・日常的なお手入れ
さほど気になる汚れがなければ、ホウキで掃くくらいで問題ないでしょう。
ただし、ウッドデッキは野ざらしで汚れが付きやすい環境にあるので、できれば毎日のホウキがけが望ましいです。
四季の変化とともに、デッキブラシで軽くこすり水洗いすると良いでしょう。
ささくれやトゲは、怪我をしないためにも、サンドペーパーや電動サンダーを利用して削るようにしてください。
・定期的なお手入れ
ソフトウッドは、一番お手入れが大変です。木材の腐食を少しでも遅らせるため、1年から2年に一度塗装を行う必要があります。天然木材は腐りますし、シロアリにやられたら取り返しがつきません。
水洗いと塗装を念入りに行いましょう。塗装には、通気性があり撥水効果もあるオイルステインがおすすめです。塗膜で木が呼吸できなくなってしまうので、
ペンキやニスでの塗装は避けた方が良いでしょう。呼吸のできなくなった木の寿命は、短くなってしまうので注意が必要です。
ハードウッドは、年2回から3回は本格的に水洗いを行いましょう。
高圧洗浄機がない場合は、デッキブラシでも大丈夫です。あまり強い力を入れ過ぎると、木材が傷つく恐れがありますので気を付けましょう。
ハードウッドはなかなか腐ることはありませんが、シルバーグレー色になってしまう「退色」が表れます。味わい深い色ですが、気になる方は塗装をすることで改善されます。
人工木材ですが、ほぼ腐ることなく、退色もほぼありません。水にも強いので、デッキブラシでゴシゴシこすっても大丈夫。一番メンテナンス不要の木材と言えるでしょう。
ウッドデッキはオシャレですが、日々のメンテナンスがあってこそ、素敵なウッドデッキが暮らしの一部となるのです。
面倒に思わずに、家のなかを掃除する感覚同様にお手入れを行ってみてくださいね。
当店ウッドデッキの施工事例は下記よりご確認いただけます。