住宅の外構に求められる3つの条件とデザインのコツを徹底解説
住宅の外構には機能性やデザイン性、さらに将来性が求められます。
本記事では、どんなデザインにすればいいのか、 住宅の外構を考えるうえで欠かせない条件や工事のポイントなどを紹介します。
住宅の外構に求められる3つの条件
住宅の外構に求められる条件を解説します。外観のアイデアが浮かばない方は、以下の3つの条件を参考にしてください。
1.快適に行き来できる機能性
住宅の外構は建物の印象を左右するだけでなく、そこに住む人の生活にも影響します。そのため、快適に行き来できる作りにすることが大切です。
またプライバシーを確保できる、趣味の時間を満喫できる、 駐車しやすいなどの機能性を確保しましょう。
2.建物の外観と合うデザイン性
建物の外観と住宅の外構が、ちぐはぐな印象にならないようにすることが重要です。和風、レトロ、モダンなど建物の雰囲気を一層素敵に見せてくれるデザインを考えましょう。
3.長く使うことを考えた将来性
デザインだけを重視すると、足場が悪くて転倒の可能性がある、 階段が多い、玄関までが遠いなどの不満が出る可能性もあります。高齢者や子どもと暮らしている方だけでなく、 自分が高齢になってもその外構で満足できるか考えてみてください。
住宅の外構設計で外せない2つのポイント
住宅の外構の設計では、防犯性や家族全員が安心して暮らせるデザインを考える必要があります。
1.防犯性を高める
いくらデザイン性の高い外観であっても、外から家の中が丸見え、玄関までの距離が長い、 庭に死角が多いといった場合、防犯性の低さが懸念されます。デザイン性だけを重視せず、防犯性も必ずチェックしましょう。
2.家族が長く安心して過ごせる
子どもが遊んでけがをしない素材を使う、高齢者の負担にならないよう手すりをつけるなど、 家族全員のライフスタイルを考えた設計が大切です。住宅の外構デザインを決める際の3つのポイント
住宅の外構デザインを決める際のポイントを3つ紹介します。
1.予算を決めておく
予算を決めておかないと、あれもこれもと追加する内に工事費用が高額になってしまいます。住宅の外構には、50〜100万円程度かかることが多いです。
思ったより高額になってしまったとならないよう、お金をかけられる上限をあらかじめ決めておきましょう。
2.ゾーニングをはっきりする
駐車スペース、趣味のスペース、洗濯ものを干すスペースなどのゾーニングをすると 住宅の外構のデザインがしやすくなります。生活がしやすい動線も考えましょう。
3.メンテナンスのしやすさを考える
天然の芝は緑のある生活を楽しめるものの、メンテナンスが大変です。雨や風に弱い素材を使うと、ひび割れなどが起こり、短いスパンで取り換えなければなりません。
おしゃれだからという見た目だけの理由で決めるのではなく、 メンテナンスしやすいかどうかも考慮しましょう。
住宅の外構のデザインを考えよう
住宅の外構のデザインを考えるうえで大切なことを紹介しました。住宅の間取りなどはきちんと考えていたけれど、 外構のデザインはまったく考えていなかったというケースも少なくありません。
外構のデザインも住みやすさに直結します。
それぞれの住宅にぴったりで、さらに長く快適に暮らせる外構を目指しましょう。