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投稿日:2023/02/05    更新日:2023/06/21


ウッドデッキのDIYを検討している方へ!プロが手順を徹底解説!!



ウッドデッキ




憧れのウッドデッキを設置したいけど、せっかくならDIYで自分で組み立ててみたい、または予算の関係上、今回は自分で組み立ててみようかなと思っている方もたくさんいるかと思います。

しかし、ウッドデッキを設置するにはどのような道具が必要なのかがわからない、どのような手順なのかがまったくわからない、と不安でなかなか勇気がない方も多くいらっしゃるはずです。

そんな皆様に、今回は当店で販売をしている、樹脂製の人工木ウッドデッキを例にあげ、施工手順をご紹介いたします。




まずは、設置場所をもとにプランをたてることから始めましょう。

設置位置の状態を把握する、お庭に合わせてサイズを決めることによって、購入するウッドデッキ、用意する部材が決まります。




まずは設置場所の地面の状態を確認しましょう。

設置場所は大きく分けて


・土の場合


・コンクリートの場合


に分けられます。



・土の場合



土の場合


ウッドデッキの柱をそのまま土に設置することはできないため、「束石」と呼ばれるコンクリートブロックを使用します。

柱の本数分束石が必要となります。



・コンクリートの場合



コンクリートの場合


ウッドデッキの柱をそのまま土に設置することはできないため、「束石」と呼ばれるコンクリートブロックを使用します。

柱の本数分束石が必要となります。


ウッドデッキサイズ




次にウッドデッキサイズを決めましょう。

樹脂製ウッドデッキの間口サイズは大抵90cm単位でご用意があります。


180cm、270cm、360cm、450cmといった具合です。


建物の窓の幅を合わせて、お好みの横幅サイズをお選び下さい。




次に奥行のサイズです。

奥行サイズは間口サイズと異なり、30cm単位のご用意となります。


90cm、120cm、150cm、180cm、210cmという感じですね。


大きくしすぎてしまうと逆にお庭も狭くなってしまうため、お庭の大きさに合わせて、ぴったりのサイズをお選びください。


ウッドデッキサイズ2




最後に高さの確認を行います。

ウッドデッキの高さは大抵、建物の窓サッシの高さに合わせるのが一般的です。

窓サッシの下端の高さを測っておきましょう。

もちろん窓サッシの下端に合わせる必要はありませんので、お好みの高さに設定することも可能です。


※施工ができない例

窓サッシの高さが1000mmを超えるようなお家には、当店で販売しているアルミメーカーの人工木デッキは残念ながら窓サッシの高さに合わせて取り付けることができません。

窓サッシとウッドデッキとの間に段差ができてしまうのでご注意ください。




今回組み立てをするウッドデッキはYKKAP「リウッドデッキ200」

さあ、いよいよウッドデッキの組み立て方について、ご説明させていただきます。


YKKAP「リウッドデッキ200」


今回は日本で一番販売されている樹脂製デッキ、アルミメーカーYKKAPのリウッドデッキ200を例にあげて、ご説明していきたいと思います。

リウッドデッキ200は施工説明書もついているので、ウッドデッキを組み立てるための材料もビスまでついているので安心です。




まずは、ウッドデッキの柱となる束柱の位置の確認からはじまります。

施工要領書に柱の位置の図面がありますので、寸法の確認をして基礎芯の設定を行います。


さらに設置場所の地面が土の場合は、束石の設置をする必要があります。

まずは設置位置に穴を掘り、砂利や砕石を敷き地面を突き固めましょう。

そのことによって、しっかりとし地盤を作ることができます。


この工程を行わないと、ウッドデッキは非常に重く、さらには人が乗るため、長年使っていくうちにウッドデッキ自体が沈んでしまいます。


束石


その後束石を置き、水平をとりましょう。

この水平を取るのが以外と難しい作業となります。

設置場所自体に勾配がついている場合は多少高い部分の土を掘る必要もあります。

時間がかかりますが、行わないとウッドデッキ自体が斜めになってしまいますので、妥協なく行いましょう。




大引


次に、束柱に大引きの取り付けを行います。

大引きとはウッドデッキの骨組みとなる部分です。

束柱を、確認した設置位置に並べそのうえに大引きを乗せ固定を行ってください。

大引きの両端には、側面幕板支持金具を忘れないように取り付けしてください。




根がらみ



次は根がらみを取り付けます。

根がらみは建物に対して垂直に束柱同士を固定する部材のことを言います。

束柱のピッチに合わせて根がらみにφ5の穴あけを行います。

そして、束柱にねじでとめていきます。


根がらみは大引きへ下からあてるようにして、束柱の上部へ取り付けを行います。

そうすることにより、のちに取り付けを行う側面の幕板に隠れるようになります。


また、ねじをつけたあとは必ず穴塞ぎキャップを取り付けることを忘れないようにしましょう。




束柱


ここまできたらウッドデッキの骨組みが安定してきますので、地面へ固定をしていきます。

束柱中央のケガキ溝をめがけて、束柱ブラケットをねじで固定してください。

束柱ブラケットは小さなL字のブラケットのことを言います。




デッキの高さ550mmを超える場合は、補強のために筋交を取り付けする必要があります。

550mmを下回る高さの場合は取り付けをする必要がありませんので⑤の工程は飛ばしてください。


筋交


上の図のように、左右の側面部、また間口連結部に筋交を取り付けていきます。

その際筋交は束柱からはみ出さないような長さに事前に切断をし、格子キャップを両端に取り付けてください。



束柱


次に側面のカバー材である幕板を取り付けていきます。

デッキ材を張り付けていく側の側面幕板を側面幕板支持金具に仮置きし、上図の寸法に合わせて取り付けしていきます。




1枚目のデッキ材


デッキ材


次はいよいよデッキ材を張っていきます。

取り付けをした側面幕板のほうから張っていくのですが、必ず幕板とデッキ材の間にスペーサーを張り付けてください。

デッキ材を側面幕板および躯体側の目地寸法に合わせて取り付けを行い、「着脱式デッキ材押え金具」という金具でデッキ材をおさえ、大引きの下穴と合わせてねじで固定していきます。


デッキ材2


その後、側面幕板の大引き部上側の穴からデッキ材の側面の通るよう、φ3.0のロングドリルで下穴をあけ、ねじで止めていきます。


最後にデッキ材が動かないように、固定ピンを取り付けてください。


2枚目以降のデッキ材


デッキ材3


押し込みすぎないように、着脱式デッキ材押え金具に差し込んでいき、ねじで固定していきます。

次に一枚目と同じく、デッキ材が動かないよう、固定ピンを取り付けていきます。


最後のデッキ材


デッキ材4


今までと同様にデッキ材を張り付けていきますが、最後のデッキ材を取り付ける前に、直前に固定したデッキ材の着脱式デッキ材押え金具のねじがしっかりと止められているかを確認したうえで、設置を行います。

次に側面幕板を側面幕板支持金具に仮置きし、ねじを留めます。

最後に側面幕板の上部の穴からデッキ材側面に穴をあけて同じくねじで留めます。




ここまで来たら、完成まであとわずかです!


幕板の取付


まずは正面幕板を取り付けるための金具をデッキ材に取り付けていきます。

正面幕板固定金具をデッキ材に挿入し、木ハンマー等でたたいていれます。


幕板の取付2



そして挿入した正面幕板固定金具に位置に合わせて幕板に穴をあけます。


幕板の取付3


幕板の取付4



高さを合わせながらデッキ材に取り付けた正面幕板固定金具に向かってねじを留めていきます。

幕板設置


最後に、正面幕板・側面幕板のコーナー部分にコーナーキャップを取り付け、幕板のねじ固定部分すべてに木栓を取り付けましょう。


これで夢のウッドデッキの完成です!




いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介したYKKAPのリウッドデッキ200は組立に必要なビスもセットになっていて、一工程一工程ごとに図付きで説明があるので、ウッドデッキの中でも組立がしやすい商品です。

普段から日曜大工を趣味として行っている方でしたらおそらく持っている道具ばかりですが必要な道具も多いので、道具を一から用意するとなると少し費用がかかってしまうかもしれません。


当店ではウッドデッキの販売はもちろん、組立施工も行っておりますので、組み立てる時間がない、組み立てる自信がないという方は是非当店までご依頼ください!


ちなみに・・・DIYするか工事を依頼するかを天秤にかけようとすると、価格と保証の兼ね合いになりますよね。

でもいちいち見積をとるのは面倒・・・。

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