テラス屋根の熱さ対策について
最近、めっきり暑くなってきましたね。
5月なのに北海道でも30℃越えの気温が観測され、これから本格的な夏のシーズンが到来しますが、今年も熱い夏の予感です。
そんな中、先日こんなお客様のお問合せがございました。
これから夏に向けて、リビングから外へ出るためウッドデッキ(樹脂製)とテラス屋根をご希望されるお客様からでした。
「毎年、夏の季節になると日差しがリビング内まで差し込んでくるので、今年の夏はテラス屋根を取り付けてリビング内に差し込む日差しを防ぎたいです。」
「テラス屋根には屋根材の種類が一般のポリカーボネートと、熱線遮断ポリカーボネートの2種類のポリカーボネートの表記が各メーカーのカタログに掲載されていますが、熱線遮断ポリカーボネートってどんな物ですか?」
「最近よく言われる紫外線防止も考えてしまうけど、紫外線カット(UVカット)の物もあるのですか?」
そうですよね。これから暑くなる季節、せっかくテラス屋根を施工されるのなら、リビングに差し込む日差しを防止する効果を考えられるのは当然だと思います。
このようなお客様からのご質問は毎年この時期に多いお問合せです。
当店で扱いのテラス屋根商品は各メーカーございますが、ほとんどの商品で屋根材はポリカーボネート素材を使用しています。
意外と知られていない事ですが、実は各メーカーで設定されている一般のポリカーボネート材と熱線遮断ポリカーボネート材は、色に左右されず、紫外線の透過率(UVカット)はほぼ完全にカットされる素材です。
次に、日差しに対するポリカーボネート材の可視光線透過率(明るさ)に関しましては、色によって左右されます。
色の濃い物が可視光線透過率を軽減させる効果をもたらします。
YKKAPのソラリアで例えますと「アースブルー」「スモークブラウン」「トーメイマット」と3色ございますが、「アースブルー」「スモークブラウン」は可視光線透過率を軽減させる色になります。
「トーメイマット」は可視光線透過率が良い色となります。
更に熱線遮断ポリカーボネートでは、「アースブルーマット」は色が濃く可視光線透過率を多く軽減します。
「クリアマット」は熱線遮断ポリカーボネートですが、可視光線透過率で言いますと、一般ポリカーボネート材の 「アースブルー」「スモークブラウン」と同等と考えられます。
可視光線透過率を軽減はありますが、色の濃い物になりますので屋根下が暗くなるとのでデメリットが発生します。
一季節のみ考えず1年間のサイクルで考えられますと、より良い商品がお選び頂けると思います。
カスタマーサービス飯村がお送りしました。