テラス屋根の積雪について
テラス屋根工事専門店 ネットショップキロの近藤です。
私は名古屋市に住んでいるので雪に関してあまりにも無関心なのですが 雪が降られる地域にお住いの方には非常に重要なファクターとなります。今回はメーカーが提示している積雪強度と地域別の積雪の量を確認していきましょう。
通常どのメーカー(YKKap、三協アルミ、リクシル)でも3種類の耐積雪強度があります。
20センチ
一般地用といわれます。基本的に600とか記号で書かれていますね。これは600ニュートンマイ㎡という事ですが、簡単に言いますと新雪で1メーター四方に載せれる雪の量は20センチという事です。
ポイントは新雪ですのでご注意ください。
50センチ
多少強度を持たせるときに使われる強度です。
100センチ
こちらが基本的に多積雪地用と呼ばれ雪が降るといわれればこちらのモデルを使用します。新雪で1mまで耐えうるモデルでかなりの補強が入りますので高額なものとなります。
価格の目安は?(LIXIL スピーネの場合)
20センチを100とすると 50センチが125くらい(1.25倍) 100センチが150くらい(1.5倍) つまり標準タイプが1とすると多積雪地モデルは1.5倍くらいの価格になりますね。もちろん部材も増えますので工事代も高くなります。1.5倍程度。
では本当に雪で潰れるのでしょうか?
本当につぶれます。実際に住まわれている住宅の場合は、雪下ろしをされるので めったにつぶれることは無いようですが、別荘地等では毎年何台かは潰れます。
別荘地で雪深く光りもあまり通しにくい場所の場合、そのまま潰れているものを見かけます。
屋根材の形状によっても雪下ろしが楽になる?
フラットのモデルとアールのモデルがどのメーカーにも存在しますが アールの方が雪が滑りやすく「するっ」と雪が落ちます。その為、雪下ろしがラクになるようです。
北側の大屋根がかぶっている場所は危険?
普段雪が積もらない、名古屋、東京、大阪でもたまには10年一度くらいは まとまった二紀が降ることがありますよね。とは言っても20センチくらいですが。
そんなときによくテラスの屋根や骨が崩れることがあります。
雪自体はそんなに積もっていなかったのですが。
家の大屋根(メインの屋根)に 雪が積もりその雪が北側にあり凍ってしまいなかなか落ちてこない。
そんなときにちょこっとづつとけて氷の塊となって屋根に落ちることがあります。
この時は非常に大きな力となりますので屋根が抜けたり本体が曲がったりすることが ありますので、
できるだけ北側の大屋根にかかるような場所にはテラスはつけない方が よろしいようです。
しかし実際は、この位置にしかつかないことがよくありますので 付ける際には一度よくお考えください。