積雪地におすすめ!耐雪型テラス屋根の構造
※一部廃番商品となっております。
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みなさんがお住まいの地域は冬の時期、雪は降ったりしますか?
私は名古屋に住んでいるので積もるくらいの雪が降るのは1年で1度か2度くらいでした。
なので小さいころは雪が降ると外で走り回ったり、友達と雪合戦したり、雪だるまを作ったりと はしゃいでいたのを思い出します。
それが今ではどうでしょう、雪が降ったときは電車は運行休止になるし、道も混むし、車の運転もままならないしで悪いことばっかりですね。
たくさん降ってしまうと、ご自宅のテラスも倒壊してしまう恐れがあります。
そんな雪での被害を防ぐために、各メーカーから積雪に強いテラスが販売されています。
今回はそんなテラスを1つずつご紹介させていただきます。
【YKKap ヴェクター】
初めにYKKap ヴェクターについてご説明します。テラス屋根 ヴェクター
メーカー:YKKap
屋根形状:アールタイプ・フラットタイプ
カラーバリエーション:本体色 プラチナステン・カームブラック・ブラウン・ピュアシルバーホワイトの全5種類
屋根材 アースブルー・スモークブラウン・トーメイマット・熱線遮断アースブルー・熱線遮断クリアマット
耐荷重性能:600N/㎡・1500N/㎡・3000N/㎡の全3種類
サイズ展開:最小1間×3尺(間口1850×出幅870)~最大5間×10尺(間口9130×出幅2970)の全64パターン
柱サイズ:標準柱とロング柱2種類
主な性能としては以上のとおりとなります。
この中で積雪量に関係するのは、この『耐荷重性能』なんです!
※そもそも耐荷重性能とはなんなのでしょうか・・・?
耐荷重性能とは、一般的に『N/㎡』という単位であらわされます。
1㎡当たりに何Nの力にまで耐えることができるかってことなんですね。
1Nというのは約102gの重みがのっかったときにかかる力なんです。
なので例えば600N/㎡は1㎡あたり6.12kgまでの重さに耐えてくれるってことなんです。
この『耐荷重性能』の数値が高ければ高い程、耐積雪量が大きいということになります。
600N/㎡・・・積雪20cmまで対応
1500N/㎡・・・積雪50cmまで対応
3000N/㎡・・・積雪100cmまで対応
となります。
(※この数値は新雪での数値となります。新雪とは降り始めの雪のことです。雪が降ってさらに雨が降るなどして、水分を多く含んだ場合は重量が増えてしまうのでこの数値はさらに下がってしまいます。)
ですので、あまり雪が降らない地域では600N/㎡を、多雪地域では3000N/㎡を選んで頂くといいってことなんですね。
地図を載せておきますので参考にして下さい。
それではこの『耐荷重性能』が異なることによって、テラスの一体なにが変わるのでしょうか。
600N/㎡と3000N/㎡の2つを例にあげて、比較してみましょう。
<前枠>
まず違う点として前枠の形状があります。テラスの前枠とはオレンジの線で丸を付けた部分の部材のことを指します。
名前の通り前にある枠なので、前枠という名称なんですね。
この前枠が、600N/㎡・3000N/㎡だと以下の形状となります。
左が600N/㎡・右が3000N/㎡の前枠です。
見てわかるとおり、やはり3000Nのほうが太く、頑丈にできているのがわかります。
これだけ頑丈に作られていると、積雪100cmまで耐える事ができるんですね!
ただ、違うところはこの前枠だけではないんです。
<垂木>
2点目として、垂木があります。オレンジの線で丸を付けている部分が垂木です。
建物側から出幅方向にたてに走っている部材のことなんですね。
これも600N/㎡・3000N/㎡で比較をしてみます。
単純に耐荷重性能が増えることによって垂木部材が増えることってことなんです。
雪は想像以上に重たくなってしまうので、たくさんの垂木で支えないといけないんですね。
このように、同じ種類のテラスでも小さな点で異なっているんですね。
【ジーテラスneo】
もうひとつ、積雪に強いテラスとしてYKKapの『ジーテラスneo』をご紹介します。ジーテラスneo
メーカー:YKKap
屋根形状:セッパンタイプ
カラーバリエーション:本体色 ブラウン・カームブラック・プラチナステンの全3種類
屋根材 シルバー・ブラウンの全2種類
耐荷重性能:4500N/㎡
サイズ展開:最小1間×4尺(間口1820×出1170)~最大3間×6尺(間口6112×出幅1770)の全15パターン
この商品は先程ご紹介した『ヴェクター』とは屋根素材が違います。
ヴェクターの屋根材にはポリカーボネートが使用されているのに対して、このテラスはスチールセッパンを使用しています。
屋根に金属を使用しているのですから、そりゃもう積雪に強いはずですよね!
セッパン屋根の裏にはペフという、結露軽減材がついているので冬場の結露も防止してくれます。
しかし、セッパン屋根にも弱点はもちろんあります。
屋根が金属ですので、光は通しません。 部屋が暗くなってしまう恐れはあるんです。
ただし、オプションとして、明り取り屋根がご用意されています。
これを要所要所にいれる事によってしっかりと明かりを取ることができます。
施工場所・用途に応じてポリカ屋根テラス・セッパン屋根テラスを選ばれてみてはいかがでしょうか。