鋳物フェンスの魅力キャスリート!
です。 ちなみにこのフェンスはアルミ製であり「アルミ鋳物」と呼ばれるジャンルのものです。 何度か別のアルミ鋳物フェンスをご紹介する際にお話ししたと思いますが、再度復習しましょう。 フェンスや門扉などのアルミ製エクステリア商品には「アルミ形材」と「アルミ鋳物」の2種類に大別されます。 それぞれ製造方法が異なり、形材の場合は、アルミニウムに色々加えたものを金型のついた押し出し機に入れて押し出すと、中が空洞になったアルミの形材が出来上がります。 カーポートの柱や門扉柱などは基本的にはこのアルミ形材でできています。 鋳物の場合は、押し出すのではなく金型に流し込んで作ります。 フライパンとか鍋などがアルミ製ではないですが鋳物の代表例ではないでしょうか。 製法が違うと当然アルミの状態にも違いが出てきます。 例えば重さ。 鋳物は金型に流し込んだアルミニウムが中までぎっしり入っているため重量があります。 逆に形材の場合は中まで入っていません。そのため軽量なものになりますね。 一人で3m近くのカーポートの柱を持とうと思ったらアルミ形材のものでないとムリです。 鋳物だとおそらく腰を負傷すると思います・・・ そして造形。 これは鋳物であればある程度自由度が高い形が造れます。 そういう金型を作ってしまえばOKなんで。 ですが形材となると話は変わります。 押し出して造るという製造方法のため多少の曲線ならまだしも複雑な形状を造るのは不可能に近いです。 最後に価格。 こちらも鋳物は形材に比べて大量生産に向かないので、当然ながら価格は上がってきます。 しかも後述しますが、横幅は形材がフェンス一枚につき2mなのに対して鋳物は1mなんです。 なので同じ距離を施工するにしても2倍の材料がかかるというわけですね。 そんなアルミ鋳物。購入する人はいるの?と疑問に思われる方も多数いらっしゃると思います。 しかし、鋳物には鋳物にしか出せないデザインと風合いがあります。 これが需要を生むんですね。 そんなアルミ鋳物フェンスのなかでもこの「キャスリート」はカラーとデザインで選ばれることが多いように感じます。 では商品の詳細を見ていきましょう。
三協アルミって?
まずこのフェンスを作っているメーカー、「三協アルミ」について。 アルミ業界ではYKKAP、LIXILに次ぐ第3位の販売実績をもつ一流メーカーです。 本社は富山県。水がきれいなため多くの製造業が集中する場所にあります。 ビル建材なども手掛ける日本を代表するアルミメーカーの1つですね。
どんなデザインがあるの?
キャスリートシリーズは全部で5種類のデザインがあります。 なぜか1型~5型ではないのが謎ですが・・・。 1型と6~8型の4種類で合計5種類になります。[1型]
1型は上部をアール形状に、フェンス全体のデザインはラチス格子をベースにした荒めのものです。 中央上部に飾りのようなものがありますが、こういったものはアルミ形材のフェンスでは作ることの出来ない、アルミ鋳物ならではのデザインです。
[5型]
5型も同じく上部が曲線を描いていますね。たての格子はこちらも荒め。中央にハートのようなデザインが施されています。
[6型]
6型は柵といった印象が強いたて格子のフェンスです。 アートグリーンのカラーを選ぶとより欧風なデザインが目立ちます。
[7型]
上部のアール部分にも飾りが施されている7型です。 6型をさらにオシャレにしたような印象ですね。その分中央部の飾りはなくなってしまいましたが・・・
[8型]
シンプルなたて格子と曲線部分の飾りが印象的な8型はアトブラックがオススメ。 オシャレでありながらシャープな印象も同時に与えることが出来ます。 やはりアルミ形材のフェンスと違ってかなり複雑な形状をしたフェンスばかりです。 こう見えてかなりの重さになってます。
どんな色があるの?
アートグリーンとアートブラックの2種類
ブラック系の色は結構みますけどグリーン系は珍しいように思います。 鮮やかな緑ではなくモスグリーンといった感じでしょうか。
サイズはどんなものがあるの?
前述の通り、横幅は全て1000mmになります。 ちなみに横幅のカットはできません。 アルミ形材のフェンスは基本的に現場にあわせて工事する際に横幅をカットすることが出来るのですが、こちらのアルミ鋳物のフェンスは不可能ですね。 アルミ材をカットするときにはサンダーなどを使うのですが、鋳物はまずきれません。 ご購入の際には注意して下さい。 また鋳物フェンスの主な役割は家の外周を覆うというもの以外にオシャレに見せるといった役割があります。 目隠しや進入防止などの効果はあまり見込めませんのでそういった目的でフェンスをお探しの場合にはオススメできないですね。 使用用途にあったフェンスをお選び下さいね。