ルーバーフェンスの王様!TOEXルーバーフェンスのことをもっと知ろう
ネットショップキロ フェンス専門店の山内です。
今回は、ルーバーフェンスの王様とも呼べるTOEXルーバーフェンスについてお話しします。
ルーバーフェンスって何?
まず、ルーバーフェンスのルーバーってどんなものかWikipediaによりますと、
「ルーバー(Louver)は、羽板(はいた)と呼ばれる細長い板を、枠組みに隙間をあけて平行に組んだもの。 羽板の取付角度によって、風・雨・光・埃・視界などを、選択的に遮断したり透過したりすることができるため、建築物をはじめとしてさまざまな箇所で用いられる。」
ということだそうです。
つまり、端的に言えば横板を斜めに重ねて、すき間から風が入るようにしてあるフェンスのことです。
カタログなどで目隠しフェンスを選ぶときにこのような形状のものもいくつかあるので、ご覧になったことはあるでしょう。
では、なぜTOEXのルーバーフェンスが王様なのかといいますと、発売されたのがかなり昔だということも一つですが、答えはその構造にあります。
では、TOEXルーバーフェンスの構造からみていきます。
構造
こちらがルーバーフェンス1型です。
他のアルミフェンスとの違いが分かりますか? 柱の部分を見ていただけると分かります。
通常のアルミフェンスだと本体から上に柱が出ることはありません。
柱の高さと本体の高さが同じでないと設置できないからです。
ではなぜこのルーバーフェンス1型は柱が飛び出ているのか? 実はこのフェンス、ルーバーの部分が柱を貫いているんです。
もっと言うと、このルーバーフェンス1型にはフェンス本体というのが存在しません。 横板一枚一枚を「ブレイド」と呼び、柱に差し込んでいくんです。
図で見るとこんな感じです。
柱にブレイドを差し込むための穴が開いていて、一枚一枚入れていきます。そのため、通常のアルミフェンスと比べると施工には少し手間がかかります。
ブレイドとブレイドの間は15mmのすき間になるように設定されています。
ルーバーで15mmのすき間は他の機種と比べるとかなり広めにとられていて、風の通りはかなり良いと思います。
また、ブレイド同士がかなりしっかりかぶっているので、目隠しの役割もしっかりとれますので機能としてはかなり優秀なフェンスです。
この手間がかかる構造とブレイドの大きさ、すき間の広さ、どれをとっても他のルーバーフェンスにはないもので、唯一無二な感じが「王様」の称号にふさわしいと思います。
ブレイドではなく、本体が一体となっているルーバーフェンスが、ルーバーフェンス2型になります。
これは、他のメーカーや機種にあるルーバータイプのフェンスと同じような形なので、そんなに珍しいものではありません。
しかし、施工のしやすさ等を考えて2型を選択する方も少なくありません。
ルーバーフェンス2型は、すき間が5mmと8mmの混成の設定になっています。
先ほどからお話ししているように、こちらは通常のアルミフェンスと同じように本体自体にルーバーの機能を持たせたものなので、施工は簡単ですし見た目はかなりスッキリしています。
デザイン・色
デザインと色についての解説です。
ルーバーフェンス1型はシャイングレーのほか、マイルドブラック、ブロンズ、アイボリーホワイトの4色展開です。
ルーバーフェンス2型はシャイングレーの代わりにオータムブラウン。その他の3色は同じです。
サイズ
1型のサイズです。 ブレイドの長さは2000mm。
一般のアルミフェンスなら本体一枚に対して柱一本が基本なのですが、
ルーバーフェンス1型は特殊なフェンスですのでブレイドを支えるために柱が3本立ちます。
さらにブレイドとブレイドを直線で繋ぐ部分にジョイント材がくるので、2000mmおきに柱とジョイント材が固まる部分が出てきてしまうのが少し難点です。
高さはT-6(576mm)、T-8(776mm)、T-10(976mm)の3段階の設定です。
こちらは2型のサイズです。
本体の横幅は2000mmなので、1型と同じですが、高さの設定が少し違います。
表記はT-6、T-8、T-10と全く同じなのですが、それぞれ600mm、800mm、1000mmと実際の高さには違いがあります。
何度も言いますが、これは1型が特殊なフェンスの為です。
オプション
ルーバーフェンス1型のコーナーカバーと笠木ユニットです。
画像の中にあるコーナー部の柱のような太い部材がコーナーカバーです。
一般的なアルミフェンスの場合、コーナー部には本体と本体をつなげるためのコーナー継手があるのですが、ルーバーフェンス1型にはコーナー継手を取り付けるためのフェンス本体が無いので、仕方なくブレイドとブレイドを接触させるようにして、そこを隠すようにコーナーカバーを取り付けます。
もう一つの笠木ユニットですが、画像の中にある、何もない状態の時はブレイドの上に突き出すように出ている柱の頭の部分を隠すように付いている横長の部材がそうです。
一見、無骨そうなこのフェンスですが、こんな気の利いたオプションがあるんです。
2型には、一般のアルミフェンスと同じようにコーナー継手が用意されています。
このコーナー継手ですが、本体がせっかく目隠しになっているので継ぎ手部分もしっかりとすき間を埋めるような形状になっています。
1型だけでなく2型にもしっかり気を配っているTOEXさんの心遣いが嬉しいですね。
いかがでしたか? 終わってみれば、ほとんど1型の話になってしまいました。
申し訳ございません。でも、こんなフェンスもあるんだと分かっていただけただけでも良かったです。
今回はこれでおしまいです。
ありがとうございました。