知ったかぶりはもうやめて。
プロの境界フェンスの選び方 TOEX編
※すでに廃番となっている商品も紹介されております。最新商品をチェックできるサイトを、ブログの最後に紹介しています!
みなさん、こんにちは。 ネットショップキロ フェンス専門店の山内です。以前、境界フェンスでも場所によって選ぶものが違うというお話をYKKAPのフェンスを中心にしましたが、今回はそれをTOEXのフェンスでお話ししていきます。
YKKAP編はこちら→境界のフェンスだからって、「何でもいい」は失敗のもとです。
TOEXの縦格子フェンス
TOEXの縦格子フェンス
ハイサモア
TOEXのスタンダードフェンスハイサモアです。
昔から人気があるロングラン商品なので、フェンスに車をぶつけてしまったとか、ボールがぶつかって壊れてしまったので、交換してほしいというご要望をよく伺います。
しかし数年に一回の割合でマイナーチェンジを繰り返していますので、何年前に購入されたフェンスなのかが分からないと部品がない場合があります。
また、現行品と廃番品では上下の桟の形も違うのでフェンス同士をつなげることもできません。
プレスタフェンス2型、プレスタフェンス4型、ライシスフェンス2型
これ以外の縦格子フェンスはかなりの種類があるのですが、代表的なものを挙げていきます。
プレスタフェンス2型、プレスタフェンス4型、ライシスフェンス2型です。
この画像を見ていただくと分かりやすいと思います。
格子の数や格子の太さが少し違うだけで、向こう側にある木の見え方がかなり違いますよね。
こうやって比べると、「リビングの横はこれ」とか「裏の道路側はこれ」とか決めやすくなりますね。
ジオーナフェンスB2型
次はこんなものでいかがでしょうか?ジオーナフェンスB2型
これこそTOEXの真骨頂といった感じですね。
縦格子の一本一本がクリエカラーと名付けられたLIXILグループのオリジナルカラー
クリエラスク、柿渋、ミディアムチェリーの3色を、シャイングレーというシルバー系のアルミ色と組み合わせています。
玄関ドアやカーポートなどとトータルコーディネートができます。
こんなオシャレなフェンスをお隣との境界部分に使うのは少しもったいない感じですね。
これなら正面部分に持ってくるフェンスの第1候補にしても良さそうです。
アルミメッシュフェンス
こちらもTOEXのオリジナルカラーのオータムブラウンとシャイングレー、マイルドブラック、アイボリーホワイトの全4色のラインナップで構成されています。
メッシュ部分は直径4.2mmのアルミ線材なので、正直あまり丈夫とは言えません。
もし、プランターなどをぶら下げたいのであれば、小さな鉢植え(プラスチック製)なら何とかなると思いますが、横長のタイプや陶器の鉢はフェンスに対してあまり良くないかも知れませんね。
でも、メッシュフェンスを付けるならお庭があって花壇があって、それなりに飾りをしたい場所だと思います。
ハイグリッドフェンスN8型
ハイグリッドフェンスN8型は上にあるようなアルミ製ではなくてスチール製なので、丈夫さは保証できます。
ただし、表面の被膜が取れてしまうと錆びてしまいますので、あまりハンギングし過ぎて傷がつかないようにしてください。
ちなみに、上桟と下桟がないメッシュだけのフェンスですので、デザイン的にはおしゃれとは言い難いものですのでこれを正面の境界に使われるかどうかは少し疑問が残ります。
すっきりした縦格子・メッシュフェンスだけで境界部分をコーディネートしてみましょう
すっきりした縦格子・メッシュフェンスだけで境界部分をコーディネートしてみましょう
今回もこの典型的な角地仕様の平面図を使ってフェンスの選定を行います。
ちなみに、以前のYKKAPさんのフェンスでやった時と少し変えました。
①アルメッシュ1型
①は境界線ではありません。
ここは庭と車庫を仕切るだけの部分なので比較的簡易的なものでいいと思いますが、玄関にも続く入口にもなりますので、
ただの縦格子では少し寂しい感じがしますよね。
そこでアルメッシュ1型でL字に囲いました。
②ジオーナフェンスB2型、ライシスフェンス2型
②は建物を正面から見たときにいちばん目に入る場所です。
奥にはリビングもありますので完全な目隠しフェンスでもいいかも知れません。
でも今回は境界フェンスという括りですので、あえてジオーナフェンスB2型にしました。
なんといってもクリエカラーが素敵ですし、格子のピッチが狭いのである程度の目隠し効果はあります。
また、庭に植栽があれば植栽の緑とフェンスのクリエカラーの組み合わせが何とも美しいハーモニーを奏でます。(ベタな表現ですみません)。
予算を少し抑えたいならライシスフェンス2型でも十分かっこいいと思います。
③プレスタフェンス4型
③は道路境界部分の一番長い直線です。
できれば②で使ったジオーナフェンスB2型を南から北に向かって建物の角、リビングがあるところまで持ってくるといいのですが、
ここはあえてプレスタフェンス4型を一直線に並べましょう。
やっぱり同じ機種のフェンスを一直線に並べると素敵です。
④⑤ハイサモア
そして、前回も少し決めかねた④と⑤ですが、ここはいわゆる「入ってほしくない感」を出してはいけない部分ですし、境界線の件でお隣と揉めるのは得策ではありません。
ハイグリッドフェンスのような無機質なスチールフェンスでもいいかも知れません。
しかし私のような捻くれ者は「こんな頑丈なメッシュフェンスで仕切りたいくらい嫌いなのか?」とお隣が思ったらどうしようと考えてしまいます。
となれば、ここはやはりハイサモアでいいのではないでしょうか?
ということで、機会がありましたら次回は三協アルミさんでやってみようと思います。