フェンスの外構設置はいくらかかる?費用を抑える4つのポイントを紹介
「フェンスの外構工事の料金相場はどのくらい?」
「何を基準に選べば良いかわからない」
自宅の新築やリフォームでフェンスを設置する際、上記のような悩みを抱える方も多いでしょう。フェンスの工事費用は、選び方や設置方法を工夫することで節約できる可能性があります。
本記事では、フェンスの種類別・設置状況別の費用相場と、費用を抑えるポイントを詳しく解説します。
この記事を読んでわかることは下記の通りです。
・施工費用に追加費用が加算されるケースと必要がないケース
・フェンスの外構工事費用を節約する方法
フェンスの外構工事費用の相場
フェンスの外構工事費用の相場
フェンスの外構工事費用は、フェンスの種類により異なり、1mあたり5,000円〜6万円が相場です。それぞれの工事費込みの費用相場は下表のとおりです。
フェンスの種類 | 工事費込みの費用相場 (1mあたり ※10m施工時の1m単価) |
---|---|
アルミフェンス![]() | 8,000〜6万円 |
スチールフェンス![]() | 5,000〜1万円 |
樹脂フェンス![]() | 2.4万円 |
鋳物フェンス![]() | 1.8〜3.4万円 |
※当社の相場
なお、上記の価格は10m設置した場合の1m単価です。1mあたりの単価は、設置する距離が短いほど高くなり、長くなると安くなります。
例えば、こちらの商品は10m施工の1m単価は約5,200円ですが、2m施工の単価は約1.5万円となります。また、設置場所の状況により追加工事が必要となり、料金が高くなるケースもあるため、事前の確認が必要です。
【フェンスの種類別】費用相場
当店で取り扱っているフェンスの素材は、以下の4種類に分けられます。
- アルミフェンス
- スチールフェンス
- 樹脂フェンス
- 鋳物フェンス
耐久性が高くメンテナンスしやすいタイプや、天然木のような温かみを感じられるタイプなど、素材により特徴が異なるため、予算やご自宅のイメージに合ったものを選びましょう。
以下では、各フェンスの標準工事費込みの費用相場を紹介します。
アルミフェンス:8,000〜6万円
アルミフェンスの設置費用は、1mあたり8,000〜6万円程度(10m施工時)が相場です。デザインやサイズにより価格に幅があります。一般住宅では90%以上がアルミフェンスを採用しており、外構フェンスの定番として当店でも人気のタイプです。
デザインやサイズのバリエーションが豊富に揃っており、設置の目的や予算に応じてさまざまな選択肢があります。また、アルミ製フェンスはサビに強く耐久性が高いため、比較的長い期間美しい外観を保ちやすい点も魅力です。
スチールフェンス:5,000〜1万円
スチールフェンスの設置費用は、施工費を含めて1mあたり5,000〜1万円程度です。もっともリーズナブルに設置できるので、敷地全体を広範囲に囲いたい場合や、コストを抑えてフェンスを設置したい場合におすすめです。
ただし、スチールフェンスはシンプルな構造のため、目隠し効果は期待できません。視線を遮りたい部分には、目隠し機能のあるフェンスを組み合わせるのも一案です。また、時間が経つとサビが発生する可能性があり、定期的なメンテナンスが必要です。
樹脂フェンス:2.4万円
樹脂フェンスの設置費用は、1mあたり2.4万円程度(10m施工時)が相場です。当店では、上記の1種類のみ取り扱っています。
木粉を樹脂で固めて板状に成形した素材を使っており、木の自然な風合いを演出しつつ、水に強く腐食しにくいのが魅力です。アルミ製の木目調フェンスと比較すると、より本物の木に近い温かみのある仕上がりとなります。
また、選ぶ色により和風・洋風どちらの雰囲気にも対応可能です。ただし、設置費用はアルミフェンスより高くなる傾向があります。
鋳物フェンス:1.8〜3.4万円
鋳物フェンスの1mあたりの工事費用は、1.8〜3.4万円程度(10m施工時)です。
溶かしたアルミを型に流して成形して作られた鋳物フェンスは、繊細な装飾が施されており、他の素材にはない高級感や重厚さがあります。洋風の住宅との相性が良く、お花や植栽と組み合わせておしゃれな外構に仕上げることもできます。
ただし、鋳物フェンスに目隠し効果はないため、プライバシーを確保したい場合は他のタイプがおすすめです。
【設置状況別】追加費用の有無
フェンスを設置する際、設置状況によっては追加費用が発生する場合があります。以下では、4パターンの設置方法別に、追加費用の有無について詳しく解説します。
ブロックの穴にフェンスを設置する場合
フェンスを設置する場所にすでにブロックが積まれており、穴が開いている場合は、その穴を利用できるため、追加費用は発生しません。今回紹介する4パターンのなかで、もっとも費用を抑えられる方法です。
ただし、この方法はブロックの強度が十分あることが前提です。既存のブロックに亀裂が入っていたり、老朽化していたりする場合は、そのまま設置するのが難しく、追加工事が必要となる可能性もあります。
また、ブロックの厚みや穴のサイズによっては、設置できるフェンスの種類が限られることもあります。既存のブロックが利用できるかどうかは、専門家に相談するのがおすすめです。
既存のブロックに穴を開けて設置する場合
すでにブロックがあるものの、穴が開いていないケースでは、フェンスを設置するための穴を新たに開ける工事が必要です。この工事にかかる料金の相場は8,000~8万円と幅があり、フェンスの長さや柱の本数によって変動します。
なお、穴を開けることでブロックの強度が低下する場合は、既存のブロックの利用が難しく、他の方法を検討する必要があります。
地面に直接設置する場合
地面に直接フェンスを設置する場合、柱を固定するための基礎石を埋め込む工事が必要です。この方法は、新たにブロックを積む場合に比べて工程が少なく、比較的安価で実施できる点がメリットです。
ただし、高さのあるフェンスを設置したい場合は2段フェンスを選ぶ必要がありますが、このタイプは価格が高くなる傾向があります。そのため、必ずしも費用を抑えられるとは限りません。
コストを抑えつつ高さを確保したい場合には、ブロックとフェンスを組み合わせる方法も効果的です。施工前にさまざまなプランの見積もりを取り、比較するのが望ましいでしょう。
新たにブロックを積んで設置する場合
新たにブロックを積み、その上にフェンスを設置するという選択肢もあります。
この方法は、ブロックを積む工程が加わるため、地面に直接フェンスを設置するよりも費用が高くなる傾向にあります。特に、デザイン性の高い化粧ブロックを使用する場合は、通常のブロックのみを使用する場合よりも、さらに高額です。
この方法は、新しいブロックを積むことで高い強度を確保できます。長い距離にわたってフェンスを設置する場合や、強風などの影響を受けやすい箇所に最適です。
フェンスの外構工事費用を抑える4つのポイント
フェンスの外構工事費用を抑える4つのポイント
フェンスを設置する際の工事費用を抑える方法として、以下の4点を紹介します。
- シンプルなデザインにする
- 最小限を囲ったフェンスにする
- 異なるフェンスを組み合わせる
- 相見積もりをとる
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
シンプルなデザインにする
フェンスは、複雑なデザインのものより、シンプルなデザインのもののほうが、設置費用を抑えられます。例えば、視線のカットが不要な場合、鋳物フェンスよりもスチールフェンスのほうが安価で設置できます。
鋳物フェンスに多い、曲線を多用したデザイン性の高いタイプは、外観の美しさが魅力ですが、その分費用が高くなりがちです。デザインにこだわらないなら、直線的でシンプルなタイプを選びましょう。
最小限を囲ったフェンスにする
フェンスの設置費用は、高さや長さに比例して高くなるため、設置範囲を最小限に抑えることでコストを抑えられます。
例えば、道路や隣家からの視線が気になる場合は、住宅すべてを囲むのではなく、必要な箇所に限定して設置すれば料金の節約が可能です。また、住宅全体を高さのあるタイプで囲うと費用が高くなるため、必要な箇所のみ高さのあるフェンスを使用しても良いでしょう。
設置範囲や高さを工夫すれば、予算内で理想に近いフェンスを設置できます。
異なるフェンスを組み合わせる
場所によって異なるタイプのフェンスを組み合わせると、コストを抑えつつ意匠性を高められます。
例えば、道路に面した部分にはデザイン性の高いフェンスを使用し、隣家との境界にはシンプルなスチール製のメッシュフェンスを使うのも一案です。異なる種類を組み合わせる際は、デザインや色を統一すると、全体的にまとまりのある仕上がりとなります。
相見積もりをとる
フェンスの外構工事を依頼する際は、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。
一つの業者からしか見積もりを取らない場合、極端に高い料金を提示されても、それが割高だと気づかずに契約してしまうリスクがあります。相見積もりを実施すれば、適正価格を確認したうえで契約する業者を選べるので、無駄な出費を抑えられます。
また、アフターフォローの充実度もチェックしたいポイントです。エクステリア専門店の当社の場合、商品保証2年と工事保証10年を含んだ金額を提示しており、施工後も安心してご利用いただけます。
まとめ
まとめ
フェンスの設置費用は、選ぶ素材や設置場所の状況により異なります。コストを抑えるためには、シンプルなデザインを選んだり、異なるフェンスを組み合わせたりといった工夫が有効です。
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