ポリカーボネートってなに?エクステリアの常識を簡単解説
みなさんこんにちは。
ネットショップキロ テラス屋根専門店の富田です。
今日のテーマはこちら。
ポリカーボネートってなに?エクステリアの常識を簡単解説
ポリカーボネートってなに?エクステリアの常識を簡単解説
エクステリア商品を購入しようとすると良く耳にすることが多い「ポリカーボネート」ですが実際どんな素材なのか疑問に思われることってありませんか?
今日はテラス屋根に使用される「ポリカーボネート」についてご説明させて頂きます。
テラス屋根の中で「ポリカーボネート」が使用されているところは下の写真でいう「屋根材」とされているところのみです。
他はアルミの形材が使用されています。
この屋根材についてはもともとは違う素材が使用されていました。
ポリカーボネートが主流になり始めたのがここ最近といっていいですからね。
平板のテラス屋根でも波板のテラス屋根でもこのポリカーボネートは使われていますが、それぞれ前身は全く別の素材が使われていました。
その素材について比較と共にポリカーボネートのメリットをお話しします。
平板テラス屋根の場合
平板テラス屋根の場合
テラス屋根の屋根材はポリカーボネートが使われるようになるまでは「アクリル板」が使用されていました。
アクリル板ってなに?
アクリル樹脂ともいうこの素材は透明度の高さとガラスよりも重量がなく安全性が高いという点でテラス屋根に使用されてきました。
強度としてはガラスの約200倍を誇り、これがなければカーポートやテラス屋根の屋根部分は全て鋼板材などに変わっていたかもしれませんね。
加工性が高いためカットすることが簡単に行えます。
現在では水槽や看板など割れても被害が少ないものに使用されています。
どちらかというと屋根材より身の回りにあるものに使用されていることの方が多いと思います。
ただやはりポリカーボネートが使われるようになってからはアクリル板は使われ無くなってしまったのです。
なぜならポリカーボネートの方がメーカー・施工業者・お客様の3者にとってメリットが大きかったからですね。
ポリカーボネートとアクリルの比較
透明性
アクリルの透明度は93%とポリカーボネートの86%を上回っています。
ですが、この7%の違いをしっかり体感できる方はなかなかいないと思います。
耐衝撃性
ポリカーボネートはアクリルの約20~30倍と言われています。
実際に取り付けられたテラス屋根を見ても確実にポリカーボネートの方が上です。
耐久性
こちらもポリカーボネートの方がアクリルより高い数値を示します。
アクリルは紫外線に弱いという特徴もあり、紫外線をカットしてくれるポリカーボネートに比べて劣化も早いです。
紫外線が強度低下の原因となりますからね。
また紫外線うんぬんを抜きにしてもアクリルとポリカーボネートの強度差は約20倍。
そういった点からもポリカーボネートは耐久性に優れているといえますね。
やっぱり平板テラス屋根にはポリカーボネート?
現在アクリル製の屋根材を使った商品がほぼないといっていいので新しく建てられる場合はやはりポリカーボネート製の屋根材のテラス屋根になると思います。
また既にアクリル製の屋根材がついているような場合、割れてしまって張替が必要となる際にもポリカーボネート製の屋根材をオススメしています。
メーカーの商品によっては昔のアクリルの部材を取り寄せて使うことができるものもありますが、現在製造されていないので特注となってしまい、最終的に新しく建てた方がお得なんじゃないかと思うようなこともあります。
平板テラスであればポリカーボネート屋根でお考えいただけば間違いありませんね!
波板テラス屋根の場合
波板テラス屋根の場合
平板テラスと違い、波板のテラス屋根の屋根材は「アクリル」ではなく「塩ビ」と呼ばれるものが使用されていました。
ですが現在では徐々にポリカーボネート製の波板に切り替わってきています。
やはり単純に強度が段違いだからなんです。
塩ビってなに?
塩ビとは「塩化ビニール」の略で、波板といえば昔はこの素材で作られたものが使用されていました。
現在でもホームセンターなどに行けば手に入る商品で、JIS規格という商品規格がどのメーカーも統一です。
長さのバリエーションのみ気を付けて頂ければDIYでの施工もできてしまいます。
ポリカーボネートと塩ビの比較
加工性
現場でのカット工事が発生した場合に、塩ビの波板は非常に弱いので割れてしまう可能性が高いものです。
逆にポリカーボネートは平板屋根の項目でもご説明したように加工性に優れており、強度も高いことからポリカーボネートに軍配が上がります。
耐久性
こちらもやはり強度からいえばポリカーボネートが圧倒的大差で勝利します。
また塩ビの屋根材は熱による変色や変形が起こりやすく、屋根として使用を続けているとパリパリになってしまいすぐに割れてしまいます。
これはガラスネットが入っている網入りの塩ビ波板でも同じことがおこります。
だいたい塩ビだと3年ほどで劣化してしまいますね。
やっぱり波板テラス屋根にもポリカーボネート?
やはり塩ビよりはポリカーボネートをオススメさせて頂きます。
強度や経年劣化という点から考えても、また価格から考えてもポリカーボネートの屋根材の方が数段上です。
JIS規格であるため特殊な加工をすることなく塩ビ波板屋根からポリカ波板屋根に張り替えることができます。
ネットショップキロ 商品販売店ではポリカーボネート板のみの販売も行っていますので商品だけを買いたいという方も是非一度ご確認ください。
やはり現在の主流はポリカーボネート!
やはり現在の主流はポリカーボネート!
ここまでの説明でお分かりの通り、もはやポリカーボネート以外の屋根材を選ぶことなんて豪雪地域で対応可能なセッパン屋根ぐらいしか思い浮かばないような状態です。
テラス屋根ご購入時、また張り替え時にはポリカーボネートの屋根材がオススメです。
ポリカーボネート板には熱に強いタイプもありますので設置場所の日当たりによって通常の物と熱に強い物を選べるのが強みとなっています。
熱線遮断タイプがどれだけ熱をカットするかなど詳しくはこちらをご覧ください。
テラス屋根の屋根材「ポリカーボネート」について簡単に解説させて頂きました。
やはりどんな素材なのかご理解いただいたうえでご購入頂くのが一番です。
ネットショップキロ テラス屋根専門店ではこのポリカーボネートのテラス屋根を多数扱っております。
概算見積りはサイト内で出来ますし、現地調査も無料となっています。
ご不明な点などありましたらエクステリアのプロがしっかりとご説明させて頂きますのでご安心ください。
それではみなさんよいガーデンライフを。
テラス屋根専門店のキロでは日本全国でたくさんの施工実績がございます。
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