そうだったのか!
三協アルミ ひとと木2の知られざる商品力
みなさん、こんにちは。
ネットショップキロ ウッドデッキ専門店の山内です。
今回は、三協アルミさんのひとと木2について解説していきます。
ひとと木2ってどんなウッドデッキ?
ひとと木2ってどんなウッドデッキ?
ひとと木2は木粉とポリエチレンを混合して作られた人工木のウッドデッキです。
人工木のウッドデッキといえば他にもYKKAPさんのリウッドデッキ200、TOEXさんの樹ら楽ステージ、TOSTEM(トステム)さんのレストステージ、四国化成さんのファンデッキHG、タカショーさんのエバーエコウッドⅡデッキなど各エクステリアメーカーさんの商品を思い浮かべると思います。
そのデッキの特長として、本物の木に近い感触で耐久性が強くメンテナンスがいらなくて、ささくれ立つことがないのでお子様でも安心して使えるということです。
たしかに、各メーカーさんで違いはいくつかあるのですが、見た目の違いというのははっきりとはわからないのではないでしょうか。ちなみに、私は一応プロなので見た目で判断できますよ。当たり前ですが。
さて話を戻しますが、三協アルミさんのひとと木2の最大の違いはその「見た目」です。
人工木のデッキ材って天然木に近い材質ながらも色ムラがなく、表面がさらさらしていてどれをとっても同じものになっていますよね。
それがいいところではあるのですが、なんとなく物足りなさを感じる方もなかにはいらっしゃると思います。
木目床板
そこでご紹介したいのが、ひとと木2の「木目床板」です!
木目床材はデッキ材の表面を今まで以上に木目調に加工して本物の木に限りなく近づけたものです。
画像ではただ汚いデッキ材に見えてしまって、その本物っぽさが伝わりにくいのが難点なのですが、これはありそうでなかった画期的な商品です。
触ってみるとさらにわかるのですが、それができないのがもどかしいですね。表
面にわざとムラを施しているので、デッキ材一枚一枚が別々の表情を持っていて、出来上がったウッドデッキはすごく「かっこいい!」というのが私の印象です。
ちなみに、左がモカブラウン 右がローズウッドです。
さらに、この木目床板は標準のデッキ材と比べて1.3倍の強度を誇ります。
これは見比べていただくとはっきりわかるかと思いますが、デッキ材の肉厚が木目床板の方が厚いですよね。
その肉厚の違いが強度の差を生み出しています。
次の大きな特長は、表面温度が高くならないように「昇温抑制仕様」になっていることです。
標準デッキのチャコールブラックだけは色が濃いのでどうしても温度上昇を抑えることができなかったみたいですが、その他の標準床板のパイン、モカブラウン、ローズウッド、木目床板の2色はその仕様になっています。
デッキの表面温度
チノー製のサーモビジョン CPA-8000を使用してモカブラウンのデッキ材に照射開始して、1時間半たったのがしたの画像です。
従来品では表面温度が60℃になっているのが、ひとと木2では50℃と10℃の差があります。
私はエクステリアの展示会で実際に触ってみて分かりました。
やはりこの違いもサーモグラフィではなく、触ってみると一目瞭然なのですが一瞬で手に伝わってくる温度差はかなりのものがありました。
でも、小さなお子様などは必ず履物を履いて使用するようにしてくださいね。万が一のことがあってはいけませんから。
次は、商品概要について解説します。
先ずは床板(デッキ材)についてです。先ほどデッキ材の材質について説明してきましたが、ここではデッキ材の形について説明いたします。
デッキ材一枚の幅は204mmとは業界最大といってもいいでしょう。デッキ幅が広いとデッキ全体が広く見えるように演出しています。
また、デッキ材のすき間を従来品より約2mm縮めて6mmになりました。小さなお子様の指などが引っかからないようにしています。
床板の固定方法
次にその床板の固定方法です。
安全性を追求するのはデッキ材のすき間に限ったことではありません。
デッキ材の取り付けの際に表面にビスなどが出ないような仕組みになっていますので、あとから引っかけたりとか怪我の原因になるようなものを排除しています。
三協さん、こだわってますねぇ。
ひとと木2の幕板
次は前桁(幕板)に関しての解説です。
人工木は樹脂が混ざっているという特性上、外気や太陽熱の影響で伸び縮みを繰り返します。
それをガッチリ固定してしまうと、留め金具やネジ穴などに負担がかかって反りや割れなどに繋がってしまう可能性があります。
それを吸収するためにコーナーのキャップで隠れる部分に余裕を持たせ、さらに取付金具受けが吸収材の代わりとなって伸縮の力を逃がすことができます。
ひとと木2のオプション
さらに、オプションもとても充実しています。
ステップは本体と同素材でできているものと、マイリッシュというシンプルモダンデザインシリーズ用のアルミ枠でできたもの。
他のメーカーでもラインナップされているものは三協ひとと木2も隈なく網羅しています。
すき間カバー、点検口セット、床下囲いなど。床下囲いには、デッキの下を収納スペースにして使用できるように収納口になる部品セットも用意されています。
これは他のメーカーさんの商品にはないオプションなので、とても便利です。
さらにフェンスはラチスの細目・粗目、枡格子、鋳物タイプとハイパーティションまでしっかり用意されていますので、お客様が「こうしたい!」というプランにお応えできるでしょう。