ウッドデッキの上にエアコンの室外機を置けますか？

ウッドデッキを設置したいときに障害となってくるものの一つにエアコンの室外機があります。

ウッドデッキはできるだけ広くしたいのに室外機が邪魔になって、欲しいサイズを諦めたという人も少なくないでしょう。それならばウッドデッキの設置の際に室外機を移動させたり、ウッドデッキの上に乗るようにすればいいのですが、業者さんに見てもらったら「故障の原因になるから移動できない」と言われて断られてしまった経験のある方もいらっしゃるはずです。

では、室外機は移動できないのでしょうか。

結論から言うと、技術的にはできます。ただし、エアコン室外機について詳しい情報をもっている業者でないと故障させてしまう恐れがありますので、専門家に任せるのが無難です。とはいうものの、どのような原因で故障してしまうのでしょうか。ここからは故障の原因について見ていきましょう。

故障の原因

そもそもエアコン本体（室内機）から冷たい風が吹くのは本体が冷たい風を作っているわけではありません。

室内機は部屋の中の暖かい空気を配管を通して室外機まで送ります。

室外機の中で冷たい空気を作り出してまた別の配管を通して室内機に送り出し、部屋に冷たい空気が放出されます。

これを繰り返しながら部屋が涼しくなるわけですが、室外機で作られた冷たい風を送り出す配管（銅管）は室外機を無理に動かすと、接続部が変形したり破損することによって冷媒ガスが抜けてしまいます。

冷媒ガスが抜けてしまうと室外機から室内機に冷たい風を送ることができなくなってしまうのです。

室外機を移動させる際に配管の接続部に無理な力が働くとナットが緩んでしまったり、接続部が破損してしまったりするのです。

対処法

ガス漏れがしないようにするにはエアコンのことをよく知っている電気業者に任せるのが一番です。

電気業者はガス漏れを起こさないように接続部を取り外して室外機を移動させます。

引っ越しの時にエアコンを移設する際に行うのと同じです。

（引っ越しのときなどトラブルになるのは引っ越し業者さんがエアコンのことをよく分かっていないことが原因でしょう）

ウッドデッキを設置する際に室外機を移動するにも電気業者にお願いするのが一番です。

ただし、ウッドデッキを設置する業者の中にも電気工事が可能な人もいるので、現地調査などの際に確認してみてはいかがでしょうか？

室外機の移動パターンもあるかも！？

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