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投稿日:2015/04/29    更新日:2023/06/30


プロが解説!テラス屋根の柱奥行移動・桁移動って何?


みなさん、こんにちは。 ネットショップキロ テラス屋根専門店の山内です。

今回は、テラス屋根専門店の中にも頻繁に出てくる「柱奥行移動タイプ」「桁(けた)移動タイプ」についてYKKAPテラス屋根ソラリアを使って解説していきます。


ちなみに柱奥行移動タイプと桁移動タイプはメーカーによる呼び名の違いで、同じものを表しています。



柱の件の前にまずはテラス屋根の構造について簡単に解説いたします。

テラス構造


テラス屋根の構造は上図の通りです。一部見えない部分は名称を省略してあります。

テラス屋根は大きく分けて屋根の部分と柱に分かれます。柱は通常2本~3本の場合がほとんどです。


屋根に関しては、垂木(たるき)・屋根材・側枠(そくわく)・前枠(まえわく)といろいろな部材がありますが、みなさんが一番知りたいのが屋根材だと思います。


屋根材は通常、ポリカーボネート板というもので出来ています。 ポリカーボネートというのは、アクリル板のような樹脂なのですが衝撃強度はガラスの20倍とも言われ、折り曲げても全く割れません。

また、屋根材には熱線遮断タイプというものもあって、屋根材に当たった日光の熱をカットしてしまうという画期的なものです。



屋根カラー


屋根材には色もいくつかありますが、最近はトーメイマットやクリアマットが特に人気です。

そしてもう一つ注目すべきは、どのタイプも紫外線透過率がほぼ0%ということ。つまりほぼ100%UVカットなのです!


これはお肌を気にする方にとっては、朗報なのではないでしょうか。





では柱奥行移動についてご説明いたします。

テラス屋根には柱の取付方法によって2つのタイプに分けられます。


テラス柱標準


上図は柱標準タイプと呼ばれるものです。 先にご説明したテラスの構造の図もこの柱標準タイプです。


このタイプは柱が屋根の一番先の部分(前枠)を支えるように付いています。

これは屋根がアール型であってもフラット型であっても変わりありません。



テラス柱奥行移動


そして、こちらが柱奥行移動タイプです。

図の右上にあるように、「移動桁(いどうけた)」と呼ばれる部材が追加され、 前枠より中に柱を移動させることができるタイプなのです。

違いはそれだけです。それ以外に違いはありません。





テラス屋根の下を少しでも有効に使うには一般的には柱標準タイプを選びます。

では、どんな場合に柱奥行移動タイプを選ぶのでしょうか?



障害物があって柱が立たない


柱標準タイプで施工しようとしても柱が立つ場所に庭石があったり、地中に雨水枡(うすいます)などの配管があると柱を立てることができません。

そこで柱を奥側に移動させることによってそれを回避するのです。


ちなみに、柱標準タイプも柱奥行移動タイプも共通して間口方向(横)にも柱を移動させられます。


テラス柱間口移動

ただし、移動させられる距離はテラス屋根のサイズによって違いますので、ご注意ください。



バルコニー・ベランダに取り付ける


2階のバルコニーやベランダにテラス屋根を取り付ける場合に柱奥行移動タイプを使うことが多くあります。

というより、バルコニー・ベランダに設置する場合のほとんどが柱奥行移動と言っても過言ではありません。


バルコニーに屋根を付けるのは洗濯物を干すのが目的ですよね。

だから少しでも雨が入らないようにしたいですよね。


2階テラス

しかし、バルコニー・ベランダには必ず笠木(かさぎ)という部分があります。

上の図だと手すりが付いている部分のことです。


バルコニー用のテラス屋根は柱がバルコニーの中に建てられますので、柱標準タイプだと屋根が笠木の内側までしかありません。

これではせっかく屋根を付けても雨が入りやすいものになってしまいます。


そこで柱奥行移動タイプにすれば、柱より外に屋根がきますので少しでも雨の吹き込みを軽減することができるのです。


分かりますか? 

柱奥行移動タイプは柱標準タイプより奥側に柱が移動できます。

ということは、逆に言えば屋根を一回り大きなサイズにすれば柱より前に屋根を出すことができるのです。


ちなみに、YKKAP躯体式(くたいしき)バルコニー屋根の場合は柱奥行移動の設定しかありません。

柱標準タイプで施工したい場合は1階用のものを流用する形になります。 しかし、世の中表があれば裏もあります。


柱奥行移動タイプのデメリットもいくつかあげます。




デメリット1 屋根の下が狭くなる


2階バルコニー・ベランダに設置する場合は別ですが、1階に設置する場合、屋根より内側に柱があればやっぱり邪魔ですよね。

少しでも前に柱があったほうが広々としてスッキリします。



デメリット2 両側の柱が移動する


左側の柱の位置に庭石があるので奥行移動タイプにしたが、何も障害物のない右側の柱も移動してしまうので、やはりテラス屋根の下が狭く感じてしまいます。


デメリット3 値段が高い


柱標準タイプと比べて若干ですが、お値段は高くなります。

サイズによって差はマチマチです。





柱奥行移動タイプのこと、分かりましたか?

ネットショップキロテラス屋根専門店では、テラス屋根を取り付ける前に必ず無料現地調査を行います。


そのためお客様が柱タイプを考える必要はほとんどないのですが、御見積書に「柱奥行移動タイプ」とか「桁移動タイプ」などと表記があったら、今回の解説を思い出してみてください。

少しでもみなさんのお役に立てられれば幸いです。ありがとうございました。




テラス屋根専門店のキロでは日本全国でたくさんの施工実績がございます。






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