台風に強いカーポートとは?自分で対策法もご紹介
日本には台風が非常に多く上陸します。
気象庁によると、だいたい年間10回は接近。そのなかで2~3回は上陸するような状態です。
そのような状況にも強いカーポートはあるのでしょうか。また、自分でできる対策と併せてご説明します。
カーポートの耐風圧強度って?
カーポートの耐風圧強度って?
台風に強いカーポートを選ぶためには、カーポートの耐風圧強度を確認する必要があります。耐風圧強度は、基本的なカーポートの場合だと毎秒38メートル程度です。
これは平均風速に換算すると10メートルから15メートル程度で、傘をさせないほどの風の強さです。
大型の台風だと平均風速が25メートル以上になることもあり、このくらいになると樹木が折れたり、人が転倒したりするようになるので、一般的なカーポートでは破損の可能性があります。
台風に強いカーポートならセッパンカーポートで決まり?ポリカーボネート屋根のカーポートはある?
台風に強いカーポートならセッパンカーポートで決まり?ポリカーボネート屋根のカーポートはある?
一般的なポリカーボネート製の屋根のカーポートは台風に耐えきれるほどの強度は持ち合わせていません。台風が多い地域では、より強度の高いセッパンカーポートを選ぶのがおすすめです。
セッパンカーポートは雨風に強いだけでなく雪の重みにも耐えられる強度があるので、積雪量が多い地域でも重宝されます。
一方でポリカーボネート製の屋根と違い、日光を通さないので、室内に入る光が少なくなる、駐車スペースが暗い印象になってしまうというデメリットもあります。
台風対策になるカーポートの補強方法
台風対策になるカーポートの補強方法
カーポートを台風に耐えられるほどの強度にするための方法を紹介します。
個人でできる範囲はごくわずかですので、台風が多い地域、台風に対して不安がある方は、もとから強度の高いカーポートを選ぶことをおすすめします。
・おもりをつける
カーポートの屋根部分におもりをつけて、台風のような強風でカーポートの屋根が飛ぶのを防ぐ方法があります。
柱が少ないカーポートの場合はおもりをつけることである程度強度を上げられます。一方で、カーポートに入り込んだ風が上向きに流れると屋根が飛んでしまう危険性もあります。
・補強アイテムを取り付ける
カーポートの柱が少ない場合、サポート用の柱や屋根ホルダー、母屋補強材などを取り付けてカーポートの強度を上げる方法もあります。
これらはホームセンターなどで入手して、自分で取り付けることも可能です。うまくできるかわからない場合は、業者に依頼して取り付けてもらいましょう。
台風シーズンの前に、これらの補強アイテムをチェックしておくことをおすすめします。
火災保険でカーポートは修理可能!
火災保険でカーポートは修理可能!
一般的なポリカーボネート製の屋根のカーポートは台風に耐えきれるほどの強度は持ち合わせていません。台風が多い地域では、より強度の高いセッパンカーポートを選ぶのがおすすめです。
セッパンカーポートは雨風に強いだけでなく雪の重みにも耐えられる強度があるので、積雪量が多い地域でも重宝されます。
一方でポリカーボネート製の屋根と違い、日光を通さないので、室内に入る光が少なくなる、駐車スペースが暗い印象になってしまうというデメリットもあります。
・補償対象を事前に確認することが大切
火災保険が適用されるには、補償対象について確認しておくことが必要です。
たとえば、日本では年間を通して地震が多く発生し、また台風による被害も少なくありません。大雪による被害は地域によって差があるでしょう。
強風による被害は風災、大雪によるものは雪災として補償対象に含むことができますが、火災保険の契約の段階で確認しておく必要があります。
もし、雪が少ない地域だからといって雪災補償を外していた場合、大雪によってカーポートが大きな被害を受けたとしても、火災保険を適用してもらうことができません。
これまでは雪が少ないとされてきた地域でも、近年では多くの雪が降ったという例は少なくないので、雪災補償を補償対象に入れることも検討しましょう。
万が一に備えて台風に強いカーポートを選ぼう
万が一に備えて台風に強いカーポートを選ぼう
台風に強いカーポートの選び方、カーポートの補強方法について解説しました。
一般的なカーポートは台風などの強風に弱く、安全のため屋根も飛びやすく設計されています。正しく補強しなければ、カーポートにダメージを与えてしまう可能性もあります。
補強をおこなう際は慎重にアイテムや補強方法を選びましょう。
もし、台風など自然災害によってカーポートが大きな被害を受けたとしても、火災保険によって修理費の補償が可能なことも合わせて覚えておきましょう。