プロが教える!バルコニー用テラス屋根の選び方
洗濯物を干すのには、やっぱり2階バルコニー・ベランダにテラス屋根が欲しいですよね。
2階なら日の当たりもいいし、風も良く通るから乾きがいいですもんね。
では、2階バルコニー・ベランダ用のテラス屋根はどのようなサイズにすればいいのでしょうか。
結論から申し上げると、次の2点が大事です。
1.間口(横幅)は、バルコニーと同じ位のもの。
2.出幅(奥行)は、バルコニーより一回り大きいもの。
上記を抑えれば、問題ないはずです。
とはいうものの、何に注意して測定すればよいのか分かりにくいと思います。
そこで今回は、バルコニー・ベランダ用のテラス屋根のサイズの選び方をお教えします。
2階バルコニー用テラス屋根の構造
2階バルコニー用テラス屋根の構造
バルコニー・ベランダ用のテラス屋根の基本的な構造
画像では隠れていて見えない部分もありますが、バルコニー用のテラス屋根は屋根部分が屋根ふき材・屋根押さえ・垂木掛けなど屋根の部分と柱・桁(けた)・雨樋などの柱の部分で構成されています。
バルコニー用またはベランダ用のテラス屋根のサイズを考えるにあたって重要になってくるのが、この桁(けた)という部材です。
一般的に、特に一階用に使われるテラス屋根は柱が前枠という屋根の先に柱が付いています。
そのため、柱の位置は基本的には移動できないようになっています。(横には移動させられます)
しかし、バルコニー・ベランダ用のテラス屋根の場合は、柱は屋根の先ではなくて桁という部材に付いていて前後に移動できるようになっているのです。
その秘密はバルコニー・ベランダ用のテラス屋根の柱の固定方法にあります。
柱の固定の仕方
1階のお庭にテラス屋根を設置する場合は、柱を地面に埋めてコンクリートなどで固定します。
2階の場合はどうでしょう。
2階の場合は、バルコニー・ベランダに大きな穴を開けるわけにはいかないので、躯体式バルコニー用金具(メーカーによって部材名は違います)を使って、柱の固定をします。
図面上では“柱連結ブラケット”と書かれているのが、そうです。
コーナー用と中間部用で形は違いますが、要はバルコニーの壁の内側に躯体式バルコニー用金具を上下に取り付けて、その金具に挟み込むように柱を固定するのです。
では、なぜその柱の固定方法がテラス屋根の柱の移動に関係あるのでしょうか。
下図をご覧ください。
バルコニー・ベランダ用の屋根が取りついているのを横から見た図面です。
赤い線がテラス屋根で、矢印の先の緑色の部分がバルコニー用金具だと思ってください。
建物の壁からバルコニー金具を取り付ける幅、つまりバルコニーの奥行は変えることができません。
テラス屋根も規格品ですので、バルコニーの屋根に合わせようとすると屋根自体を短くカットする必要があります。
しかし、それでは工事代が余分にかかるし、施工時間もかかります。
それなら初めから柱が移動できるタイプにすれば、微調整もできますし施工も簡単です。
だからこそ、バルコニー・ベランダ用のテラス屋根は柱が奥行移動タイプなのです。
屋根の飛び出し
バルコニー用のテラス屋根が柱移動タイプであるもう一つの理由は、屋根の飛びだしです。
もう一度先ほどの図面を見てください。
通常、バルコニーやベランダにテラス屋根を取り付ける場合、少しでも雨が吹き込まないようにするために、柱より前に屋根が出るようにします。
ただ、強度上の関係で屋根を前に出す寸法は決まっていますので、あまり出し過ぎてもいけません。
前に出す目安としては、バルコニーの壁の外側までくらいが妥当だと思います。
バルコニーの壁はだいたい15cm~20cm位です。それ以上出すとしても最大で30cmくらいが限度でしょう。
ということは、バルコニーの奥行が3尺(約90cm)であれば、テラス屋根のサイズは4尺(約120cm)、バルコニーが4尺(約120cm)であれば、テラス屋根は5尺(約150cm)を選ぶのが一番良いです。
張り出しって?
今度は間口(横幅)の決め方です。
横幅に関しては、基本的にはお客様の必要な幅で取り付けていただいて構いません。
最低限、窓から出入りするのに濡れないようにはしたいですし、せっかくなら洗濯物がなるべく濡れないように規格の幅の中で取り付けられる一番大きなサイズにしたいですよね。
と言っても、ほとんどの方がバルコニーの幅と同じくらいにされることが多いのですが、それでも、少しでも広く取り付けたいという方のために、YKKAP躯体式バルコニー用テラス屋根ソラリアには、通常の張り出しなしタイプと張り出しありタイプの2タイプから選択することができます。
左が張り出しなし、右が張り出しありのタイプです。
一見同じように見えますが、右の張り出しありのほうは屋根が少し外側に出ていますよね。
屋根ふき材パネルの数も、左は8枚で右は9枚です。
これ以上横幅が広くなるとバルコニーより出てしまうので、施工ができなくなってしまいますのでこれが限界です。
少しでも雨の吹き込みを少なくしたいというお客様はYKKAPのソラリアの張り出しありタイプをお考えになってはいかがでしょうか?
バルコニー屋根ってどんな種類があるの?
バルコニー屋根ってどんな種類があるの?
バルコニー屋根の構造とサイズの選び方がわかったところで、実際に販売されている商品はどのようなものがあるのでしょうか?
以下で人気の2機種を簡単にご紹介させて頂きます。
YKKAP ソラリア
先ほどの張り出しタイプでの説明でも出てきました当店売れ筋No,1の商品です。
国内工場での製造のため、安心安全な商品となっています。
LIXIL スピーネ
エクステリア最大手のLIXILブランドの2階用屋根です。
柱の設置位置や屋根形状のバリエーションにYKKAPソラリアとの違いがあります。
サイズ以外ではどんな点を気にすればいいの?
サイズ以外ではどんな点を気にすればいいの?
サイズ以外にも選ぶ基準があるとすれば、やはりデザイン性です。
特にバルコニー屋根の面積の関係から柱が邪魔という方もいらっしゃいます。
そんな方には柱なしのタイプがオススメです。
また最近流行のデザインとしては木目調タイプのバルコニー屋根もございます。
フレーム部分がアルミ色ではなく木目タイプとなっていますので、外壁に木目調タイプが使われた住宅によくあいます。
サイズ以外にも商品を選択する基準としてはオススメです!
バルコニー屋根はどこで買うの?
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