初心者でも簡単!ウッドデッキの基礎をDIYする方法
ウッドデッキの基礎部分
ウッドデッキの基礎部分とは床下部分のことで、デッキ全体を支えるもっとも重要なパーツです。主に基礎石、束柱、根太、大引きで構成されています。
・基礎石…デッキの床材を支える束柱の下にあるコンクリート部分。束石(つかいし)とも呼ぶ。
・束柱…基礎石の上に乗せる柱で、デッキの重量を支える基礎の要となる部分。
・根太…床板のすぐ下にある部分で、直接床板にビスで固定されている。
・大引き…根太を受け支える部材のこと。根太よりも丈夫で太いものを使う。
・根がらみ…束同士を動かないように連結させて、揺れや歪みを防ぐ長板材のこと。
ウッドデッキは束柱2本の根太で挟んで固定するサンドイッチ工法、束柱の上に大引きをのせる大引き工法などの工法によってつくられます。
ただし、ウッドデッキを初めてDIYするという場合は基礎石から束柱、根太組み、床板の順でつくるシンプルな工法がおすすめです。
ウッドデッキの基礎の材料とは
ウッドデッキの基礎部分の素材はどのようなものを使うのでしょうか。
・柱
基礎用の柱は固定式と調整式の2種類があります。長さを調整できるか、できないかの違いがあり、設備環境や用途に合わせて選ぶのが一般的です。
固定式の柱は自分で柱を加工して、長さを調整します。
ただし、ウッドデッキの面積が広い場合、使用する柱の本数も多くなるため、加工に手間と時間がかかってしまいがちです。
また、基礎石を含めた高さを調整するのは初心者に難しいかもしれません。
DIYに自信がないという方は多少価格が高くなりますが、調整式の柱の方がよいでしょう。
設置場所が水平でない場所でも高さをスムーズに調整できるので、比較的簡単に設置できますよ。
・基礎石
基礎石はさまざまな形のタイプが販売されています。
シンプルなコンクリート平板、束柱にビスを止められる羽子板付きなど、実際に目で見て使いやすいものを選びましょう。
ウッドデッキの基礎づくりのポイント
ここからはウッドデッキの基礎づくりのポイントを紹介します。
コツさえ掴めば簡単にDIYできるので、ぜひ参考にしてくださいね。
・通常の地番の場合、最初に砕石で地固めしてから基礎石を設置します。
・基礎石を設置する際、正確な水平を出すことが基礎づくりには重要です。水兵器などを使って確かめながら作業します。
・基礎石の上に、束柱を立てます。初心者は角材を置くだけの大引工法で行いましょう。基礎石と束柱を連結し、その上に床材を留めます。
大引工法は工程が簡単ですが、水平を取るのが難しいので、何度も図りながら作業する必要があります。
DIYに慣れている方なら、少々複雑なサンドイッチ工法で基礎をつくるのもよいでしょう。
ウッドデッキづくりの第一歩として、ぜひ基礎部分に挑戦してみてくださいね。