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投稿日:2018/12/03    更新日:2025/08/13


カーポートのサイズはどう選ぶ?台数別の間口・奥行・高さの考え方を解説



「カーポートはどれくらいのサイズが必要?」

「何を基準に選べば良い?」


カーポートのサイズを決めるにあたって、上記のような悩みを持つ方は少なくありません。


本記事では、カーポートのサイズを決める要素について解説したうえで、選定するときのポイントや考え方を紹介していきます。カーポートのサイズ選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。







「カーポートのサイズってどの部分のこと?」と疑問を持つ方は少なくありません。そこで、まずはカーポートのサイズを表す部分を整理していきましょう。


カーポートのサイズは、大きく分けて「間口」「奥行」「高さ」の3つによって決まります


間口とは、カーポートの横幅のことです。駐車する車の台数によって変動します。


奥行とは、カーポートの長さのことです。車の全長や駐車台数に応じて適切なサイズを確保する必要があります。


高さとは、地面から柱と梁の付け根までの寸法です。カーポートの屋根は雨や雪が流れやすいよう斜めになっていることが一般的なので、高さとして表記されるのは最も低い部分になります。最も低い部分の高さが車の車高よりも高ければ、車を出し入れする際に天井にぶつかる心配がありません。


これらの3つの値について理解したうえで、最適なサイズを選びましょう。



カーポートのサイズを選ぶ際は、間口、奥行、高さの3要素に加えて、以下のポイントも確認しておきましょう。


  • 車の大きさ
  • 車の買い替えや購入などの可能性


それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。



車の大きさ


カーポートを選ぶ際は、車の大きさを確認しましょう。


車の大きさに対して十分な間口や奥行がないと車がはみ出してしまい、日差しや雨風、鳥のフンなどから守れません。また、高さが十分でないと、車の屋根がカーポートの天井にぶつかってしまい、駐車自体ができない可能性もあります。


車体サイズは、車検証やメーカーのホームページなどから確認できます。ただし、ここに記載されているサイズはあくまで車体の寸法のみなので、カーポートを選ぶ際はドアを開けたときの幅や、乗り降りに必要なスペースは含まれていません。


ドアを開けたときの幅は車によって異なります。例えば、スライドドアは横に扉がスライドするため、広いスペースを必要としません。一方、ドアノブで開けるタイプの車は外側にドアが開くため、乗り降りの際にある程度のスペースが必要です。


ドアを開けた状態での幅は自分で測り、スムーズな乗り降りに必要なスペースについてもチェックしておくのがおすすめです。



車の買い替えや購入などの可能性


カーポートを選ぶ際は、現在の車のサイズだけでなく、将来的な買い替えや、追加購入などの可能性も考慮する必要があります


例えば、現在は軽自動車を使用していても、家族が増えたり、ライフスタイルが変化したりすることで、よりサイズの大きい車に買い替える必要が出てくるかもしれません。


また、キャリアの取り付けや、バイク・自転車の収納を検討している場合も、あらかじめ余裕のあるサイズを選んでおくのが望ましいでしょう。







下表は、1台用~3台用カーポートの特徴や用途をまとめたものです。


1台用・車が1台置ける大きさ
1.5台用・車1台に加えて、自転車置き場や作業スペースを確保できる大きさ
2台用・車が2台置ける大きさ
・並列駐車と縦列駐車に対応したものがある
3台用・車が3台置ける大きさ
・並列駐車に対応したものが一般的

※3台以上のカーポートも設置可能です。


ここからは、カーポートのサイズに関する考え方を、間口、奥行、高さの3要素に分けて紹介していきます。



間口


間口


カーポートの間口(横幅)は、車体の幅を基準にしつつ、乗り降りのしやすさも加味して選びましょう


複数台を駐車する場合は、車両同士の間隔や駐車のしやすさも重視したいポイントです。スムーズに出入りできる余裕のある間口を確保しましょう。


以下では、車の台数ごとに、間口の選び方を解説します。


1台

1台用のカーポートの最も小さい間口は、一般的に約2,400mmとされています。これは多くの車が屋根の下に収まる大きさです。


ただし、これは駐車スペースの最低限の目安です。乗り降りの快適さを考慮すると、より広めの間口を選ぶのが望ましい場合もあるでしょう。


例えば、車幅が約1,480mmの軽自動車であれば、間口2,400mmのカーポートでも左右に約450mmずつの余裕ができます。しかし、ドアの開閉や乗り降りのしやすさを重視するなら、間口2,500mm程度のカーポートを選択するのも一案です。


下表は、車の種類ごとの平均的な幅をまとめたものです。


■平均的な車の幅

軽自動車(例:ワゴンR)1,480mm
小型車(例:フィット)1,680mm
中型車(例:プリウス)1,700mm
ワンボックス車(例:ヴォクシー)1,700mm
大型車(例:クラウン)1,875mm


中型車やワンボックス車など、軽自動車よりも車幅が広い車を駐車する場合は、間口2,700mm〜3,000mmの横幅を確保することで、乗り降りをスムーズに行えます。


また、車のサイズに関わらず敷地に余裕がある場合は、間口2,700mm以上のカーポートを選ぶのがおすすめです。とくに、お子様を乗せる機会が多いご家庭や、荷物の積み下ろしを頻繁に行う方は、間口を広めに確保することによる利便性の向上を感じやすいでしょう。


1.5台

1.5台用のカーポートは、1台用のカーポートよりも奥行が長くなっています。

間口は1台用と変わらないので、間口の考え方は1台用と同じです。後方に余裕があるため、バイクや自転車などの収納スペースを確保できます。



2台

2台用カーポートの間口は、並列駐車か、縦列駐車かによって選び方が変わります


並列駐車用の間口は、1台用の約2倍です。具体的には、4,800mm、5,400mm、6,000mmの3種類が一般的です。カーポートに駐車する2台の車の幅に加え、乗り降りするスペースも考慮して最適なサイズを選びましょう。ワンボックスカーや大型車などを停める場合は、間口が広いものを選ぶのがおすすめです。


一方、縦列駐車用の場合の間口は、1台用のものと同じ考え方になります。


3台

3台用カーポートの間口は、1台用の3倍です。最小サイズは7,200mmとなります


3台すべてが大型車である場合や、スペースに余裕を持たせたい場合は、間口が7,900mmのタイプが選択肢に入ります。



奥行


奥行


カーポートの奥行(長さ)を選ぶ際は、車の全長だけではなく、ボンネットを開けて点検する際や、トランクを開閉することも考慮しましょう。


以下では、車の台数ごとに、奥行の選び方を解説します。


1台

1台用カーポートの奥行は、5,000mm前後が一般的です。これは、ほとんどの車種を雨や強い日差しからしっかり保護できる長さであるためです。また、多くの駐車場は奥行5m〜5.5m程度に設計されているため、敷地に合わせるという意味でも、この範囲のサイズを採用することが多くなっています。


より余裕を持たせたいのであれば、奥行が5,500mm、あるいは5,700mmのタイプもおすすめです。とくに、キャンプやアウトドアで大量の荷物を積み降ろしする方や、雨の日にも濡れずに積み降ろしをしたい方、跳ね上げ式や横開き式のバックドアがあるハッチバック車を保有している方などは、奥行に余裕があるタイプがおすすめです。


1.5台

1.5台用カーポートは、1台用の奥行を約1.5mほど延長したサイズで、車1台に加えて自転車2台程度を置くスペースを確保できます。


1.5台用の一般的な奥行は、6,484mm、7,200mmの2種類です。車の全長に応じて適切なサイズを選びましょう。


軽自動車の場合は、奥行6,484mmのカーポートでも十分なスペースを確保できます。一方、中型車や大型車を駐車するのであれば、7,200mmの奥行を選ぶほうが快適に使用できるでしょう。


下表は、車の種類ごとの平均的な全長をまとめたものです。


■平均的な車の全長

軽自動車(例:ワゴンR)3,400mm
小型車(例:フィット)4,500mm
中型車(例:プリウス)4,800mm
ワンボックス車(例:ヴォクシー)4,800mm
大型車(例:クラウン)5,210mm


2台

2台用カーポートの奥行も、並列駐車か、縦列駐車かによって、考え方が異なります


並列駐車用の奥行の考え方は1台用と同じで、5,000mm程度のタイプが人気です。


縦列駐車用の奥行サイズは、10,064mm、10,760mm、11,496mmの3種類が主流です。駐車場が道路に面している場合は、単に車2台分の全長を確保するだけでなく、スムーズに出し入れするのに必要な車両同士の間隔も考慮しましょう。奥行が足りないと雨が吹き込んでしまうなど、使い勝手が悪くなってしまいます。


奥行2台


3台

3台用のカーポートは並列駐車が主流です。カーポートを連結して縦列駐車にすることも可能ですが、3台すべてを縦に駐車するケースはあまり見られません。


そのため、3台用カーポートも、奥行の考え方は1台用と同じです。

3台用の奥行は、約5,000mm、約5,500mm、約5,700mmの3種類があります。駐車する車のサイズや用途に応じて最適なタイプを選びましょう。



高さ


高さ


カーポートの高さは、間口や奥行のように、駐車台数によって考え方が変わることはありません。ほとんどのメーカーが、以下の3種類のサイズを用意しています。車高に合わせて適切なサイズを選びましょう。


  • 標準柱:2,300mmまで
  • ロング柱:2,500mmまで
  • ハイロング柱:3,000mmまで

※「標準柱」など、高さの呼称はメーカーによって異なります


ただし、カーポートの高さを決める際には、車高以外にも以下のポイントに注意する必要があります。


  1. トランクを開けたときの高さ
  2. ルーフキャリアを取り付けたときの高さ
  3. 雨や雪の吹き込み
  4. 敷地の購買
  5. 周辺建造物への干渉


それぞれ見ていきましょう。


【1】トランクを開けたときの高さ

カーポートの高さを決めるにあたって、車のトランクを開けたときの高さはチェックしたいポイントの一つです。車種によっては、車高よりも高い位置にトランクが持ち上がることがあります。実際にトランクを開けて高さを確認してみましょう。



【2】ルーフキャリアを取り付けたときの高さ

ルーフキャリアを使用する場合は、装着した状態での車の高さを考慮する必要があります。とくに、季節ごとに着脱する方は、キャリア装着時の最大の高さを基準にカーポートのサイズを選ぶと良いでしょう。


【3】雨や雪の吹き込み

カーポートの高さを選ぶ際は、雨や雪の吹き込みも意識しましょう。間口や奥行には余裕があっても問題ありませんが、高さが必要以上にあると、横からの雨や雪が吹き込みやすくなります。


一般的に、カーポートの高さは車高プラス30㎝〜50㎝程度が適切とされています。しかし、トランクの開閉時の高さやルーフキャリアの有無も考慮する必要があるため、上記の長さはあくまでも目安としてください。


【4】敷地の勾配

敷地の勾配もカーポートの高さを決める際の重要なポイントです。カーポートは、敷地の形状に合わせて斜めに設置することができません。そのため、設置場所に勾配があると、前後で有効高(車が入る最低限の寸法)が異なることがあります。


とくに、勾配が急な敷地では、車がカーポートにぶつからないよう、慎重に高さを選ぶ必要があります


また、奥行が長くなる1.5台用や、縦列駐車2台用などのカーポートを選ぶ際も注意が必要です。一見平らに見える場所でも、住宅の敷地は雨水を外に流すために角度がついているのが一般的です。そのため、奥行の長いカーポートを設置する場合は、事前に敷地の傾斜を確認しておきましょう。


【4】敷地の勾配


【5】周辺建造物への干渉

カーポートの「高さ」を決める際には、車が問題なく入る最低限の寸法(有効高)だけでなく、周辺の建造物への影響も考慮しなければなりません。

カーポートの形状によっては、屋根や柱が有効高よりもさらに上に伸び、建物に干渉する可能性があるからです。


例えば、以下の画像【1】のようなフラットな形状のカーポートであれば、高さの影響はそれほどないでしょう。一方、【2】【3】【4】のような傾斜や曲線のあるタイプは、有効高よりも高い位置に屋根や柱があるため、建物と景観に影響を与える可能性があります。


【1】
LIXIL  フーゴ F ワイド
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【2】
商品サイズ: 幅	5,385mm 奥行	5,104mm / 5,872mm 高さ	2,110mm / 2,410mm 商品カラー:  三協アルミ  ダブルフェース
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【3】
YKKAP  アリュース 600タイプ 2台用 単体セット
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【4】
YKKAP  アリュース 600タイプ 1台用 Y合掌セット
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また、カーポートは風の影響を受けて倒れないよう、本体がしなるよう設計されています。そのため、建物と距離が近いと、強風時に建物に接触してしまうおそれがあります。カーポートが建物にぶつかると、外壁に傷がついたり、ひび割れたりして、そこから雨水が侵入することも考えられるでしょう。


こういったトラブルを防ぐために、屋根の形状や建物との距離を事前に十分チェックしておく必要があります。


>>カーポートは外壁から離して設置!その理由や対策を解説


>>カーポートの高さはどう決めるの?目安や決め方をわかりやすく解説







カーポートのサイズは、敷地の形状に合わせて調整が可能です。
「サイズが大きすぎて敷地に収まらない」という場合も、多くのカーポートは現場に合わせてカット加工ができます


そのため、無理に小さいサイズのカーポートを選ぶ必要はありません。横幅・奥行・高さいずれも、規格のサイズより小さく加工できます。


また、敷地が斜めになっている場合や、特定の形状に合わせる必要がある場合でも、カット加工を施してスペースを無駄なく活用できます。


ただし、すべての製品がカット加工に対応しているわけではないため、あらかじめ施工業者に確認しておきましょう。


>>カーポートってカットができるんです!駐車場のサイズに最適なカーポートを



カーポートのサイズを決める際は、間口、奥行、高さの3つのポイントに加え、車のサイズや台数なども考慮しましょう。さらに、乗り降りのしやすさや、将来的に車を買い替える可能性なども、判断の基準になります。


また、多くのカーポートは敷地に合わせてサイズ調整が可能です。「合うサイズがない」と諦めて妥協する前に、専門業者に相談するのがおすすめです。


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