初心者必見!カーポートってどんなサイズがあるの?
カーポートと一口に言ってもかなりの種類とサイズがあり、実際に選ぶとなるとどれを選んでいいのかわからなくなってしまいますよね。
今回メーカーや機種の話は置いておくとして、「サイズ」に関しての選び方からどんな「サイズ」があるかのご説明をさせて頂きます。
サイズってそもそもどこのこと?
サイズってそもそもどこのこと?
サイズと一口に言ってもどこのことをいうのかわかりにくいですよね。
カーポートの「サイズ」といっても何のこと?どこのこと?とわからない方に、先にご説明をいたします。
現在カーポートを取り扱っているどのメーカーにも「間口」と「奥行」と「高さ」という大きく分けて3つのサイズ基準があります。
この3つによって全体のサイズが決まっていきます。
【間口】
「間口」というのは多くの場合カーポートのこの部分を表します。
ここを入口部分にして車を入れていくことが多いので、車の幅以上の長さが必要になってきますね。
1台用や2台用といった台数によって一番大きく変動する場所です。
【奥行】
「奥行」というのは簡単に言えば「長さ」といったところでしょうか。
カーポート全体の長さを表しており、車の長さよりも長いものが基本となっています。
縦列駐車などをする際や、全長が長い車を停める場合には、この奥行が重要になってきますね。
【高さ】
この「高さ」というのが一番わかりにくいものになります。
というのも「高さ」に関しては、まずどこの高さをいうのかわかりにくいからですね。
基本的に私たちが言う「高さ」とはここのことを言います。
カーポートの中でも車に接触する可能性が一番高い部分の高さが基準となります。
あくまで基準というだけの話ですので、設置する場所によってかなり左右されてきます。
例えば傾斜地。
こちらにカーポートを建てるとなると、柱を十分に埋め込んで強度を出すためには、設置場所の中でも一番高さが低い場所を基準にしないといけません。
そうなると傾斜が上がっていくここに奥の柱が設置されるので、最終的な高さというのはかなり下がってしまいますね。
お車のサイズがわからない方は・・・
ちなみにご自身の乗っている車のサイズがわからない方。
車検証をご覧ください。おそらく記載されていると思います。
一般的にはかなり大型のものでも車幅1.8m、長さ5m、高さ2mくらいですかね。
もちろん屋根にキャリアーが乗っていたりすると高さはもっと高くなりますので注意が必要です。
1台用カーポートのサイズとは?
1台用カーポートのサイズとは?
YKKAP アリュース 600タイプ 基本セット
カーポートは基本的にどんな種類も1台用と言われるものがあります。
これは車を1台駐車するのに十分なスペースをおおうことのできるものになります。
【間口】
1台用の場合の間口は約2400mmを最小のサイズとするものが多いです。
これはある程度どんな車でも、屋根の中に納まるくらいのサイズだからです。
軽自動車などはだいたい1.5mほどの幅ですので、これで十分ではないかと思います。
それ以外に約2700mm、約3000mmというのがメジャーです。
これくらいのサイズになってくると、大きな車を停めても、車から乗り降りする際の雨の降り込みを防ぐことが出来ます。
このメジャーなタイプの他に最近増えてきたのが約2500mmの間口のものもあります。
最近の車の事情に合わせてのサイズ設定なのではないでしょうか。
敷地に余裕があるという前提であれば2700mm以上の間口のカーポートがオススメです。
【奥行】
奥行に関しては約5000mm前後のカーポートが多いです。
それ以上の長さですと、約5500mmや5700mmのカーポートもあります。
こちらも基本的には5m~5.5m位の奥行があれば、車を雨から守るという点では十分です。
駐車場も奥行に関しては、これくらいの長さで造成されているところも多いため、敷地に合わせるという意味もあります。
ただ家族でお出かけすることが多いという方には、奥行が長いカーポートをお勧めしています。
ハッチバックから荷物の出し入れをする事が多いためです。
【高さ】
車高の高い車が人気の昨今ですので、やはりそれに合わせたサイズ設定がなされています。
多くのメーカーの設定では標準柱、ロング柱、ハイロング柱(メーカーによって呼称が違います)の3種類ですね。
標準柱で2000mmほど、ロング柱で2300mmほど、ハイロング柱で2800mm前後の高さに設定していることが多いです。
敷地や車種、雨の吹込み等を考慮して、最適なサイズを選びましょう。
1.5台用カーポートのサイズとは?
1.5台用カーポートのサイズとは?
1.5台用というと聞きなれないでしょうし、その0.5って何?と疑問に思われる方、最もでございます。
この0.5というのは、通常のカーポートを約1.5mほど延長した商品となります。
柱を1本追加するので、1.5台用と呼ぶケースが多いです。
自転車スペースや作業スペースを確保するために、こちらのサイズを選ぶことが多いです。
そのため1台用のカーポートの奥行側が長くなっており、後方にスペースが増設されているような寸法になっています。
これによって自転車も雨から守ることができるようになります。
YKKAP アリュース 600タイプ (基本+ハーフ)セット
【間口】
1台用のカーポートと同じサイズのものが多いですね。
【奥行】
1台用に比べて奥行が少し長いのが特長です。
メーカーや機種によりますが、約1400mm長くなります。
それだけあれば自転車が2台ほどは、十分止めることができますね。
【高さ】
高さの設定も1台用と変化はありません。
ただ少し奥行が長くなる分、駐車場の勾配との関係で、少し高いものを選ばないといけない可能性もあります。
2台用カーポートのサイズとは?
2台用カーポートのサイズとは?
2台用と一口にいっても車を2台駐車する方法は様々です。
その中でも一般的な「並列駐車」と「縦列駐車」におけるカーポートのサイズについてお話しします。
まず「並列駐車」の場合ですが、真ん中で1台用のカーポート同士をつなげて2台用になる合掌タイプと梁が一本になっているタイプの2通りがあります。
一本梁のタイプは現場にサイズを合わせるカット工事が難しいため、サイズを調整する場合には合掌タイプがいいのではないでしょうか?
YKKAP エフルージュツイン FIRST
並列駐車の場合
並列駐車の場合
【間口】
間口はやはり2台駐車するのに必要な最低限の広さである、約4800mmくらいからスタートすることが多いです。
これは1台用のカーポートが2400mmからスタートしているので単純にそれを倍にした数字というわけです。
これより小さいと、扉の開閉に支障をきたすケースが増えます。
軽自動車2台なら問題ないかもしれませんが、今後普通車を持つ可能性を考えると、得策とは言えないでしょう。
先ほどの1台用であった2700mmを倍にした5400mmのもの、3000mmを倍にした6000mmのものの3サイズがメジャーです。
この中であれば5400mmほどあれば十分ではないでしょうか。
【奥行】
並列駐車用の2台用であれば奥行のサイズ設定は変わりません。
やはりこちらも約5000mmほどのものが多く売れています。
【高さ】
高さの設定も1台用と変化はありません。
縦列駐車の場合
縦列駐車の場合
この場合は手前と奥にカーポートを設置して連結するといった感じです。
YKKAP アリュース 600タイプ たて(2)連棟セット
【間口】
間口に関しては1台用と同じですね。
【奥行】
縦列の2台用だと奥行が1台用の2倍の長さになります。
1台用は5mほどのものが人気なので2台用なら10mくらいでしょうか。
【高さ】
高さの設定も1台用と変化はありません。
しかしいざ設置するとなると1台用の時と同じ考えでは難しいです。
なぜなら駐車場の勾配という問題があるからです。
カーポートの屋根は駐車場に勾配があっても屋根の高さは前後で水平なので奥に行くにしたがって、高さは低くなってきます。
1台用なら5mほどの長さですが、2台用の10mとなると相当な距離です。
一般的な駐車場の勾配から計算しても、手前と奥でだいたい20cmほど高さに差が出てきます。
手前の高さのみで考えていると,
奥に車高が高い車を停められなくなってしまいます。
3台用カーポートのサイズとは?
3台用カーポートのサイズとは?
3台用ともなるとかなり大きなカーポートになります。
基本的に並列駐車に対応したものばかりが販売されています。
2台用の際にお話しした縦列駐車のカーポートでも3棟分連結すれば3台停車させることが出来ますが、そこまでの縦列駐車になるお家は少ないので、メインはこの並列駐車用の3台用カーポートです。
YKKAP エフルージュトリプル FIRST
【間口】
3台用の間口は小さいものでも7200mm。
単純に1台用の2400mm×3といった寸法です。
大型の車が3台並んでとまることは少ないと思うので、ご家庭用であればこのサイズで十分ではないでしょうか。
【奥行】
奥行は1台用と同じように5mや5.7mのものがあります。
【高さ】
高さに関しては一台用と変わらないんじゃないかと思われるかもしれませんが、3台なので梁の中でも一番高い場所が一台用や2台用よりも高くなるので、少し雨の振り込みや見栄えなどが変わってきますね。
サイズ設定としてはこれ以上の大きさが設定されているものもありますが、どのメーカーにもありポピュラーなカーポートだと3台用が一番大きいサイズになるのではないでしょうか。
4台用カーポートのサイズとは?
4台用カーポートのサイズとは?
YKKAP ジーポートPro900タイプ(積雪30cm仕様) 横(2)並列セット 4台用 柱6本
【間口】
4台用の間口は約11mからのスタートとなります。
4台もの車を並列駐車できるだけの敷地となると、非常におおきな駐車場となります。
既に車を4台所有している場合だけではなく、これから将来的に増える可能性がある場合、カーポートの下でプールなどをやりたいという場合にも有効です。
【奥行】
奥行は1台用や2台用と同様で5000mmからのスタートとなります。
最大は約6000mmほどとなっており、間口とあわせると家が建つんじゃないかという敷地になります。
【高さ】
高さに関しても4台用とはいっても、通常のカーポートと同様のものとなっています。
まとめ
まとめ
予算と用途及び目的から最適なカーポートを選んでいただければと思います。
また実際にはカーポートのフレームや屋根材はカットすることで、現場の状況に合わせていくことも可能です。(一部のカーポートは対応不可)
そのため現場より少し大きいものをご注文いただいても施工自体は可能なのですが、商品代や加工代が高くなりますので、なるべく希望に合ったサイズを最初から選びましょう。
また小さいものや高さが低いものを頼まれると、現地で大きくすることはどうやってもできません。
特に注意が必要な「高さ」については、カーポートを購入する前にしっかりと考える必要があります。
ネットショップキロ カーポート専門店ではカーポートを工事も含めて特別価格で販売中です。
概算見積りはサイト内で出来ますし、現地調査も無料となっています。
特に高さ等のサイズについては、現地でプロに確認をしてもらう方が安心です。
当店に限らず、現地調査をして
ご不明な点などありましたら、エクステリアのプロがしっかりとご説明させて頂きますのでご安心ください。