「今期住宅トレンドはモダンデザイン!最新の黒い屋根を使ったカーポートを徹底解説!
そもそもカーポートって必要?
カーポートの必要性
(1)夏の車内温度の抑制
カーポートは雨風を防ぐだけでなく、夏の暑い日差しから車内を守ります。
夏場にカーポートを取り入れた場合と取り入れていない場合のハンドル・ダッシュボードの温度変化の違いを表にまとめてみました。
表からわかる通り、カーポートを取り入れることによってハンドル表面・ダッシュボードともに10度以上温度を下げることができます。
出かけようと車に乗り込んだら車内の熱気で「暑いっ!」となったらせっかくのお出かけが台無しです。
快適なドライブにするためにもカーポートは重要になります。
(2)洗車頻度軽減で、お金と時間を節約
皆さん愛車は定期的に洗車していますでしょうか?たとえカーコーティングした車であっても汚れや水垢はつきます。
屋根のない場所に車を止めている場合、雨水などのホコリがつきやすいため、ブラックなど濃い色の車は週1回、ホワイトなど淡い色の車は月2回を目安に洗車が必要ともいわれています。
中小企業基盤整備機構の市場調査によると、洗車機1回ごとにかける費用の平均は400円~1,000円が相場です。
1か月に1度利用すると、1年で4,800円~12,000円かかることになります。
カーポートを設置することで大切な車を鳥のフンや雨汚れを防ぐだけでなく、紫外線や熱線遮断の効果もあるので車の塗装の劣化や車内シートの日焼けも防ぐことができます。よって洗車の回数も減り、時間とお金の節約にもなります。
(3)子供の遊び場、アウトドア空間として活用可能
カーポートは単に車を紫外線から守るだけの使い方ではもったいない!実は、多目的に使える場所にもなるんです。
- 柱コンセントを取り付けることも可能!電動工具を使用してDIYの作業場所として
- お子様のお肌も紫外線から守る!夏場のプール遊びの場にも
- 想定外の雨にも対応!洗濯物干場として

黒い屋根は住宅のトレンドにマッチ!
(1) 最近の住宅トレンドは?
近年の住宅トレンドの一つに平屋があります。
平屋はシンプルでスタイリッシュなデザイン・モダンデザインが特徴となっています。
近頃はInstagramの画像をお持ちになりこんな家にしたいと相談に来る方も多く、インスタ映えする家づくりを目指す方もとても増えています。
(2) 住宅カラーのトレンドは塩系!
では、住宅の外壁のトレンドカラーはなんでしょうか?
先ほどご紹介した住宅トレンドのスタイリッシュなデザインに伴い、家の中も塩系インテリアと呼ばれるシンプルですっきりとした印象の家具が好まれています。家の外壁もインテリア同様グレーやモノトーンカラーが流行となっています。
(3) エクステリアのトレンドは?
先ほどご紹介した通り、住宅のトレンドでスタイリッシュ・モダンデザインが外構もトレンドとなっております。
色も昔は傷の目立たないステンカラーが人気でしたが、住宅に合わせてグレーやモノトーンカラーが流行しています。
また、グレー・モノトーンに木目調をアクセントに使うことで抜け感のあるオシャレな外構に仕上げるのも人気です。
しかし、最近は物価高の影響で家だけでなく外構商品も単価が上がってきています。
予算の少ない中で家の外構に多くのお金を費やすのは難しい…けれどオシャレな外構にしたい…。そんなご要望が増えています。
そこで!今回ご紹介させていただくのが、最新の黒い屋根のカーポートです!
24年度から主流のエクステリアメーカー(YKK AP、LIXIL、三協アルミ)がこぞって黒い屋根のカーポートを発売しています。
ここからは黒い屋根のメリット・デメリット、価格等、徹底解説いたします!

黒い屋根を選ぶメリットとデメリットを解説
まず、ブラックポリカの大きな特徴は3つ!
①高級感のある黒のマット調
②透過性0で太陽光をカット
③折板屋根・アルミ屋根より圧倒的に安い
ではメリット・デメリットについて、解説します!
(1)メリット1:汚れが目立たない
通常のポリカの場合、透過性があるためパネルの上の汚れが目立つことがありますが、ブラックポリカは透過性が0のため、カーポート下から見上げても汚れが全く見えません。
(2)メリット2:圧倒的遮光
通常ポリカの熱線カット率は16%~55%となっていますが、ブラックポリカの熱線カット率はなんと72%!折板屋根やアルミ屋根には劣りますがポリカの中では圧倒的に高いです。 夏場の暑い日差しの中、このブラックポリカを使用することで屋根下の車の温度の上昇を防ぎます。 先ほどご紹介した通り、通常のポリカだとハンドル表面・ダッシュボードの温度を10度以上下げることができましたが、ブラックポリカはさらに下げることができます!

(3)メリット3:冬のフロントガラスの霜対策にも
冬の晴れている夜は、地面からの熱の放射を邪魔するものがありませんので、放射冷却が強まり急速に気温が下がります。これによって、空気中の水蒸気が一気に凍り、フロントガラスに霜が付着してしまうのです。 カーポートを設置すれば、雲の代わりに地面から放出された熱をカーポート内にとどめるので、霜の付着を抑えてくれます。
(4)メリット4:マットなブラックカラーが高級感を演出
通常のポリカは透過性と光の反射の影響もあり、周りの景観になじみにくく、悪目立ちすることがあります。対してブラックポリカはマットで反射がないため周りの景観に馴染みやすく、高級感も演出できます。
(5)デメリット1:屋根下が暗くなる
ブラックポリカはマットな黒となっており、遮光性は0のため、屋根下が暗くなります。アルミ屋根や折板カーポートなら梁下にダウンライトを取り付けることで明るさをカバーできますが、ポリカ屋根のカーポートにはダウンライトは取付不可のため、柱にスポットライト等を別途で取付ける必要性があります。 また、部屋の前に取り付ける場合、時間帯によっては部屋が暗くなる可能性もあります。設置場所は十分に検討しなくてはなりません。
(6)デメリット2:対応カーポートが限られている
現在ブラックポリカを取り扱っているのはYKK APと三協アルミ、LIXILの3社となっています。以下のカーポートには対応しています。
- YKK AP:エフルージュFIRSTシリーズ600・750タイプ(積雪タイプ不可、サイドパネルは対応不可)
- 三協アルミ:セルフィ・スカイリード・ダブルフェース・ビームス(積雪タイプ不可、ビームスはサイドパネルのみ対応)
- LIXIL:フーゴF、ネスカF、ソルディーポート
(7)デメリット3:汚れがたまりやすくなる
汚れが目立たないからといって掃除を怠ると、汚れがたまる原因となります。汚れがたまると以下のような不具合が発生します。
- コケやカビが繁殖する可能性
- 雨樋が詰まる
- 汚れで劣化が早まる
カーポートの必要性とトレンド
アルミ屋根と比べると圧倒的にブラックポリカはお値打ち
アルミ屋根と比べると圧倒的にブラックポリカはお値打ちであることがわかります!
メーカー別のブラックポリカーボネート屋根の特徴
では、各社のブラックポリカに違いはあるのでしょうか?メーカーに確認したところ、三協・YKK APのポリカ自体は両社同じものを使っているようです。
(1) YKK AP (ブラックマットポリカ)
- アルミ×木調色の組み合わせが可能!
- ノンシール施工のため、雨漏りの心配がなく長持ち!
(2) 三協アルミ (ブラックポリカーボネート板)
- 屋根部分のアルミのカラーとフレーム部分(柱)の色をツートンカラーにできる!
- サイドパネルにも使える!(ビームスの場合)
(3) LIXIL (ブラックポリカーボネート板)
- 一部積雪対応あり!
意外と知らない?カーポートのメンテナンス方法
ブラシでこするのは厳禁!
ポリカは耐衝撃性・耐久性は高いですが、キズには弱いため、固いものでブラスト等でこすると傷がつきやすいです。メンテナンス時には優しく、専用のスポンジや柔らかい布で汚れを落とすことをお勧めします。
屋根全体に水をかけて汚れを落としましょう
まずは屋根全体に水をかけてモップや柄の長いスポンジを使って汚れを落とし、水では取れない汚れの箇所だけ中性洗剤を含ませたスポンジで軽く擦り、水で洗剤をよく洗い流しましょう。
柱部分は中性洗剤で!
カーポートの柱は基本素材はアルミです。アルカリ性・酸性・塩素系の洗剤はアルミ素材が錆びる恐れがあるため使えないので、中性洗剤を使って汚れをこすって落としましょう。
細かい部分も念入りに!
雨樋・ゴミ出しエルボの掃除は意外と忘れがちです。カーポートのまわりに木々が多い場合は落ち葉が溜まって詰まりやすいので、定期的にゴミ出しはしましょう。年に1・2回お掃除することが、カーポートを長持ちさせるコツです!
春先や初秋など、梅雨や台風など雨が多く降る季節は特に気を付けましょう。
ポリカーボネートの注意点
屋根ふき材などの樹脂パネルは、製品の特性上、真夏など気温が高くなると樹脂パネルが伸び、ひずみが発生することがあります。ひずみが発生しても、樹脂パネルの性能上は問題がありません。
日が陰ったり気温が低くなったりすることにより、ひずみは元に戻ります。
カーポートの設置にあたって
現地調査~お見積書のご案内
現地調査の方法
カーポートを設置する際には、まず現地調査を行い、設置場所の状況を確認します。現地調査では、周囲の環境や施工場所の制約なども考慮し、最適なプランをご提案します。
お見積書のご案内
現地調査後、詳細なお見積書をご案内します。お見積もりには、カーポートの種類やサイズ、設置費用が含まれています。
工事申込~工事完了
施工開始
お見積もりが確定したら、工事の申込を行い、施工が開始されます。工事は通常数日で完了しますが、天候や施工内容によって異なる場合があります。
工事完了
工事が完了したら、最終確認を行い、設置されたカーポートが安全で機能的に問題ないかを確認します。
キロの無料現地調査案内
もしカーポート設置をお考えなら、キロの無料現地調査を利用して、最適なプランをご提案いたします。お気軽にお申し込みください。
ご不明な点などありましたらエクステリアのプロがしっかりとご説明させて頂きますのでご安心ください。